5月8日、日本李登輝友の会の小田村四郎会長は石井公一郎(元ブリジストン自転車会長)、岡崎久彦(岡崎研究所理事長)、加瀬英明(外交評論家)、中西輝政(京都大学大学院教授)、田久保忠衛(外交評論家)の5人の全副会長との連名で、「NHK『JAPANデビュー』問題に関する声明」を発表し、今後の方針を表明した。
これは「声明」にもあるように、これまで福地茂雄会長に対して「抗議声明」を手交し、番組検証に資する「公開討論会」の開催を要請したものの、いずれも「内容は偏向しておらず、事実関係にも間違いがないと強弁するのみの」回答に接し、真摯に番組を省みることのない不誠実な姿勢が明らかになったからだ。また、「明らかなウソを織り交ぜて回答してきた事実は看過し難い」からでもある。
さらに、番組内容には取材対象者からさえ疑問と批判の声が挙がり、日本文化チャンネル桜の検証取材などでも明らかなように、NHKの取材や編集のあり方が放送法に抵触する可能性を否定できない事態となっている。
そこで、本会は今後の方針として、放送法でNHK放送の受信は契約による強制加入と定めていることに対して「自由契約」への改正を求め、また法的手段を視野に、考え得るあらゆる方法でこの問題の解決に邁進して行くことを表明した。
この方針は、NHKが当該番組について訂正あるいは謝罪放送などの措置を取るまで貫く所存である。日本の「生命線」である台湾との豊かな交流を続けていこうとする皆様にご支持ければ幸いである。