李登輝総統を感泣させた話題の超大作映画「KANO」が日本で公開中だが、月刊「Voice」2月号の巻頭に掲載された李登輝元総統と映画「KANO」プロデューサーの魏徳聖氏との対談「KANO精神は台湾の誇り」の全文もPHPのサイト「衆知」で公開された。
先日発行の本会メールマガジンでは、この対談のことを紹介したときに「お二人の気持ちが通じ合っていることがよく伝わってくるからなのだろうか、なんとも言えない清々しさを覚える対談だ」と記したが、再読してもその清々しい読後感は変わらない。お二人とも台湾が大好きだという気持ちが強く伝わってくるし、目指す方向もよく似ているからだろう。
ちなみに、日本語を話せない魏徳聖氏の通訳をつとめたのは張文芳氏。台湾関係者には馴染み深い友愛グループの代表。掲載写真を提供している一人は片倉佳史(かたくら・よしふみ)氏。これまた、台湾関係者の間では「台湾の達人」の異名をとる片倉氏の名前を知らなければ「モグリ」と言われてしまうほど。
神は細部に宿るというが、「Voice」編集部の力の入れようがこんなところからも分かる、本当に深い読後感を味わうことができる対談だ。月刊誌ですでにお読みになった方もぜひご再読をお薦めしたい。 http://shuchi.php.co.jp/article/2174