戒厳令下の台湾において、公開の場で初めて台湾の独立建国を叫び、あるいは228事件の真相究明を求め、遂には一死をもって国民党の圧政に抗し、台湾に民主・自由の道を開いた国士・鄭南榕烈士。
鄭南榕烈士は1988年(昭和63年)末、台湾独立建国聯盟主席をつとめていた許世楷氏(現駐日代表)の「台湾共和国憲法草案」を、自由時代社を主宰し自ら編集長をつとめる週刊誌「自由時代」に掲載した。年が明け、検察は叛乱罪容疑で召喚しようとしたが、鄭烈士は頑として応じず台北市内の自社に籠城、国民党の圧制に抗議し、完全な言論の自由を求め「国民党が私を逮捕できるとすれば、私の屍だけだ」と宣言して、4月7日午前9時過ぎ、警官隊が包囲する中、自らガソリンをかぶって火を放ち、覚悟の自決を遂げられた。享年42。
昨年に引き続き、本年は黄文雄先生と宮崎正弘先生を講師に、下記のような次第で鄭南榕烈士の事績を顕彰する集いを開催いたします。奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。
なお、準備の都合上、ご参加の方は3月27日(月)までお申し込みください。
記
■日 時 平成18年4月1日(土) 午後2時30分~7時30分(開場:2時)
■会 場 文京区民センター 3F 3A
※文京区本郷4-15-14(文京シビックセンターの斜向い)
■講演
黄 文雄先生(評論家、拓殖大学日本文化研究所客員教授) 「国士鄭南榕の自焚の意味するもの」
宮崎 正弘先生(作家、評論家) 「国士鄭南榕と三島由紀夫について思うこと」
■参加費 1,000円
■懇親会 同会場にて、午後5時30分~7時30分(懇親会費:2,000円)
■主 催 鄭南榕顕彰会(日台交流教育会、日本李登輝友の会、台湾研究フォーラム)
■後 援 在日台湾同郷会、在日台湾婦女会、台湾独立建国聯盟日本本部、日本台湾医師連合、怡友会
■協 賛 三島由紀夫研究会