【自由時報①】李坤儀購物 「讚美」聲四起

前總統李登輝的孫女李坤儀和她的媽媽張月雲於二十八日,也就是抵達日本的第二天上午十時許,相偕到下榻飯店大樓内的高島屋百貨公司選購音樂CD,同時也到另一家精品店逛了一圈,大批媒體記者幾乎把CD店擠爆。李坤儀和媽媽兩人在高島屋的「新星堂」音樂CD店大約停留二十分鐘,她選購兩張歌劇CD,一張是「普契尼」的「托拉斯」,另一張是莎士比亞的作品「奧塞羅」,結帳之後兩人又轉到另一層樓的精品店逛了大約二十分鐘。

上午一早等在飯店大廳的台日雙方隨行採訪記者,接到飯店公關人員的通報,表示李坤儀與媽媽將在十時後前往購物,記者群立即前往高島屋百貨守候。當李坤儀出現時,出現一陣騷動,在場日本顧客看到身形修長的李坤儀,還以為是哪來的大明星,一問才知道是李登輝的孫女。許多日本的太太小姐也在旁圍觀,細聲地直説「真漂亮」,有的在旁對採訪的記者表示:「真像爺爺。」

【自由時報②】採訪李登輝日外務省給新華社特權?

在採訪李登輝及家人日本觀光新聞的數十名媒體記者之中,有一名是中國新華社駐日記者,被認為「受到日本外務省的特別禮遇」,而引起來自台灣的記者注目,這名記者二十八日在德川美術館受到台灣電子媒體記者「集體採訪」。他表示「只是來採訪新聞而沒有其他特別目的」。

引起台灣媒體記者注目的是新華社駐日記者吳谷豐,由於他自李登輝在昨天晚上到達日本時,就與李登輝保持很近的距離,今天在李登輝參觀名古屋城時也一直與李登輝「走得很近」,同時不斷拍照,在台日雙方記者遭到日本安全人員排擠時,吳谷豐都「安全」過關。

由於他的存在非常特別,在記者群中開始有人懷疑他是在對李登輝做「有沒有和政治人物接近」的確認工作,也有人懷疑是否受到外務省等日方有關人員的「特別照顧」,台灣媒體記者今天在李登輝結束德川美術館參訪之後,終於「包圍」吳谷豐,開始採訪他。

吳谷豐表示,他沒有特別任務,只是來採訪而已。他說,「畢竟李登輝是搞台獨的代表人物。」台灣的記者問他,「你不覺得日本外務省對你特別禮遇嗎?」吳谷豐表示沒有這回事。

〔記者李欣芳╱台北報導〕受到中國打壓,日本要求其新聞媒體不要採訪李登輝。對此,台聯立委廖本煙昨天表達不滿說,日本雖然是經濟大國,卻膽小如鼠,處處受制於中國,李登輝是「民主先生」,日本應給予禮遇,並發給多次簽證才對,不能只見中國霸權,忽視台灣的民主成就。

〔記者李欣芳╱台北報導〕李登輝前總統預定週日返國,台聯、李登輝之友會全國總會及五一一台灣正名運動聯盟等單位昨天會商決定,將發動盛大接機,在週日晚間前往中正機場,迎接李登輝一行返國,估計至少有二千人參與。

台聯代理黨主席黃宗源、代理秘書長陳建銘、李友會全國總會總幹事蔡淑美,以及五一一聯盟等社團代表昨天在華泰飯店聚會,敲定接機。

【自由時報③】李登輝訪天守閣 向孫女談關原之戰李登輝前總統

昨天度過在日本觀光的第一個夜晩,二十八日上午在飯店房間内與日本鐵道JR(Japan Railway)東海(東海旅客鐵道株式會社)會長葛西敬之共進早餐,之後會晤一些友人,隨後在下午一時出發前往名古屋市内的名古屋城與德川美術館參觀,所到之處,李登輝始終保持笑容,看不出有絲毫疲憊。據悉,李登輝二十八日上午與JR東海會長葛西敬之共進早餐之後,也會晤了旅日僑領劉介宙等人,他的孫女李坤儀則和媽媽外出購物。

李登輝大約在下午一時與家人一起離開飯店,先前往名古屋城觀光。到了名古屋城,李登輝對在場歡迎的留學生們微笑致意。在觀看「名古屋城記」後,記者問他會不會冷,他説,「正好啊,很暖和」。今天名古屋天氣雖然只有攝氏三、四度,但是出了大太陽,李登輝顯得相當有精神。

他邊走邊説,「已經闊別六十年了,全部都變了,以前的地方都看不出來了」,言下也顯得有些微的激動。

在登上二樓天守閣之前,他又説:「以前我看到的是被轟炸過後的名古屋城,現在的城比較好看。」

有一些記者從遠遠的地方大聲地向李登輝説:「日本的安全人員不讓我們採訪」,李登輝只有苦笑以對,感覺到李登輝也是很無奈。

據此次安排李登輝成功訪日的台灣輸送機械有限公司董事長彭榮次轉述,李登輝在天守閣參觀時,曾很詳細地對孫女李坤儀説明日本歴史人物德川家康與豐臣秀吉爭天下的著名戰役「關原之戰」的故事,卻沒有提及其中的歴史、政治意義。他特別強調,這次他到日本是純觀光,是「感性之旅、回憶之旅」。

李登輝一行隨後又與家人一起走到名古屋城趕的「二之丸茶亭」參觀,正好赴名古屋探女的台聯立委錢林慧君夫婦兩人也特地趕到「二之丸茶亭」看李登輝,大概休息了十分鐘。

李登輝隨後又轉到市内著名的日本庭園「德川園」與德川美術館參觀。在進入美術館之前,記者以台語問他是不是第一次來這裡,李登輝回説「是啊」,記者再問他的感覺,李説,「你們自己看就知道」,顯示出一副滿意的樣子。

由於過新年的關係,德川美術館已從本月二十日起到明年元月五日休館,但今天特別為李登輝一行人開放,德川家康的第二十二代子孫德川義崇也特別由東京趕來接待李登輝。

據彭榮次轉述,由於李對日本歴史特別熟悉,他在美術館内與德川義崇談了很久,並且問及德川家康目前有多少家後代,德川義崇回答大概還有七、八家。

有記者問李登輝與夫人是否累了,彭榮次説,「完全沒有」。他表示,李登輝與夫人的精神相當好,在館内還問了很多問題。

李登輝等人一直到下午四時半才返回飯店休息,他們預定二十九日上午九時前乘電車到日本海岸的石川縣金澤市參觀「兼六園」與金澤城。

【読売新聞・社説】[李登輝氏来日] “正常化”に近づいた対中関係

日本もようやく中国との関係が“正常化”に近づいた、ということだろう。台湾の李登輝前総統が家族とともに「観光目的」で来日し、一週間の日程で名古屋、金沢、京都の旅を楽しんでいる。

中国は、李氏を「台湾独立勢力の総代表」だとして、政府に査証(ビザ)発給の取り消しを強く求めていた。だが、小泉首相は「一私人の観光旅行を断る理由はない」と、中国の要求を拒否した。当然の姿勢である。

李氏は四年半も前に総統を退き、公職を離れた私人だ。ビザ発給は、日本の主権にかかわる問題である。出入国管理法など国内の法令に照らして問題がなければ、発給しない理由はない。外国が干渉する筋合いのものではない。

これまで日本は、度の過ぎた対中配慮から、法治国家として当然の原則を、ないがしろにしたこともあった。

2001年春に、李氏が心臓病治療のため来日を希望した際、外務省内のいわゆるチャイナスクールは、中国の意を迎えて「ビザ申請の事実はない」などと、ウソをついてまで拒もうとした。

当時の河野外相も辞意をちらつかせて反対したが、森首相が「人道上の理由」として発給を決断した。

ところが、翌年秋にはまた、慶応大学の三田祭での講演会出席を理由にビザ申請した李氏に、政府はきちんと根拠を示さずに「私的な訪日とは言えない」とし、発給しなかった。

米国は中国の抗議にもかかわらず、総統在任中の李氏を私人として入国させ、講演も認めている。2001年には、5年間有効の数次ビザを発給した。

英国、チェコも、総統退任後に私人として受け入れた。いずれも中国の抗議があったが、対応を変えなかった。

今回、政府は、従来は拒んできた「観光目的」での入国を認めた。遅ればせながら、日本も私人としてなら入国を容認する、という原則を明確にした。

まだ問題は残されている。李氏の来日にあたって、政府は、政治家との面談、記者会見や講演などの「政治活動」をしないよう条件を付けた。報道陣には、取材自粛を要請した。李氏が私人だというなら、条件を付けずに言論の自由も認めるべきだ。

それにしても「李氏は戦争メーカー」「報復措置を検討する」など、中国の執ような抗議と恫喝(どうかつ)は、日本国民の嫌中感情を増幅するだけではないか。

中国との関係は極めて重要だ。だが、国としての筋目を保てなくては、真の友好もない。

【日経】台湾紙、李氏の訪日を一斉に報道

台湾の李登輝前総統の訪日を28日付の台湾主要紙は一斉に報じた。各紙とも名古屋空港に到着した様子などを伝えたが、1面で報じた新聞はなく、記事はいずれも第3面―13面で掲載した。李氏寄りとされる自由時報は「楽しく日本に到着」との見出しで、大勢の人に出迎えられた様子を報道。台湾日報も李氏が要人扱いを受けているとの記事を掲載した。李氏と距離を置く中国時報は中国外務省のスポークスマンの抗議声明を同時に掲載。聯合報も中国側の批判を短く伝えた。

中国主要紙は総じて地味な扱い。人民日報は新華社電を引用し、中国外務省の抗議声明を第4面に、英字紙チャイナ・デーリーも第2面に小さく掲載しただけだった。

【共同通信①】李前総統が金沢に到着 偉人館見学

来日中の李登輝・台湾前総統(81)は29日昼前、名古屋から特急列車で次の訪問地の金沢へ到着し、日本統治時代の台湾で大規模な農業用水を造った石川県出身の故八田与一技師らをたたえる「ふるさと偉人館」を見学した。李氏の同県訪問は初めて。

午後には、兼六園なども訪問し、江戸時代以来の伝統を今に伝える陶芸家の大樋長左衛門氏(77)と面会する。
金沢駅では、在日台僑ら約300人が「李登輝先生、ようこそ」と出迎え、李氏は帽子を脱いで応えていた。
2001年4月の来日以来3年8ヶ月ぶりとなった今回の日本訪問には曽文恵夫人(78)や孫娘(23)らが同行。「家族旅行」とはいえ、中国の強い反発もあり、日本側はメディアに厳しい報道規制を敷いており、台湾の同行記者らから強い不満も出ている。

【中央通訊】李登輝偕家人抵達訪日第二站金澤偕家人來日觀光的台灣前總統李登輝,今天中午搭乘火車抵達第二站行程─石川縣金澤。昨天結束名古屋的參訪活動後,李登輝和家人搭乘「白鷺十二號」JR特快車,在中午十一時五十分抵達金澤車站,受到大約三百位台僑和日本民眾的熱情歡迎及問候。

【TVBS】李登輝造訪金澤 縣民以國旗相迎

20041229-01

李前總統的日本之旅,今天從名古屋搭火車抵達了金澤,一路上受到許多僑胞以及當地居民歡迎,尤其在金澤,列隊歡迎的陣仗龐大,民眾揮舞著的除了民進黨黨旗 日本國旗,還有中華民國國旗,讓李前總統笑的非常開心。

李登輝前總統訪日之旅,這一天從名古屋出發往,在JR線車站受到僑胞歡迎,只見李前總統笑的合不攏嘴,一路搭火車將近3小時的車程,前往金澤。TVBS記者林上筠:「我現在就坐在,開往金澤溫泉鄉的JR列車,李前總統最期待的,就是這個每天限量發行的手工螃蟹便當,一打開蓋子以後,裡面全部鋪滿新鮮的蟹黃以及蟹肉,每一口都有濃濃的海鮮原味。」

還沒下車,已經有更龐大的歡迎陣仗等候著他。TVBS記者蘇宗怡:「李登輝前總統所搭乘的白鷺鷥號,11:50抵達,現在1個小時前,你可以看到就在車站的外頭,聚集了非常多支持李登輝的群眾們,自發性來迎接他,在這裡我們可以看到,包括了有名古屋當地的歡迎組織,另外我們繼續看到這一群,頭上戴著不一樣帽子的,他們是石川縣的獅子會成員,那麼另外我們繼續看到,也有家長帶著小朋友,還有石川縣當地的民眾,以及隔壁富山縣的民眾,他們說今天早上開著車,就是要來這裡歡迎李登輝,還有人說他們見到李登輝,要大喊萬歲。」

有日本國旗,獨派旗幟,還有中華民國國旗飄揚,天氣冷,李前總統穿的厚重,但歡迎隊伍的熱情,想必溫暖了他的心 。

李前總統一家人到金澤要洗溫泉享受一番,但在這之前,先造訪台灣屋山水庫的興建者八田與一博物館,說是要感念他在台灣的建設。

踏出博物館,又有當地民眾主動前來歡迎。台灣媒體照例被日本官方已封鎖線層層阻隔,管制採訪。而李前總統這趟追憶年少時光的家族旅行,也真是一路風光。

【人民日報(電子日文版)①】李登輝氏訪日問題、事態の発展を強く注視 外交部

外交部の劉建超報道官は28日の記者会見で、李登輝氏の訪日問題をめぐる記者の質問に対し、「中国側は事態の発展を強く注視する」と述べた。李登輝氏は台湾島内の急進的な「台湾独立」を掲げる勢力の代表的人物だ。日本政府が李登輝氏の訪日活動を許可したことは、「台湾独立」を掲げる分裂勢力に対する容認と支持であり、「台湾独立」勢力に対して再び誤ったシグナルを発し、中日関係の政治的基礎を損なった。

中国側は日本側に対し、中日関係の大局を重んじ、効果的な措置を適切に講じ、悪影響を取り除くよう丁重に求める。中国側は事態の発展を強く注視し、さらなる対応を取る権利を保留する。

【人民日報(電子日文版)②】李登輝氏の訪日で談話発表 外交部報道官

外交部の劉建超報道官は27日、李登輝氏訪日問題について談話を発表した。談話の主な内容は次のとおり。日本政府は中国側が繰り返し行った厳重な申し入れと断固たる反対を顧みず、李登輝氏の訪日を許可するという誤った決定を行うことに固執した。中国側はこれに対して強い不満を表明する。中国外交部はこれについて、すでに日本政府に対して強く抗議した。

李登輝氏は台湾島内の急進的な「台湾独立」勢力の代表的人物だ。日本政府が李登輝氏の訪日活動を許可したことは、「台湾独立」を掲げる分裂勢力に対する容認と支持であり、「台湾独立」勢力に再び誤ったシグナルを発し、中日関係の政治的基礎を損なった。

中国側は日本側に対し、中日関係の大局を重んじ、効果的な措置を適切に講じ、悪影響を取り除くことを丁重に求める。中国側は、事態の発展を強く注視し、さらなる行動を取る権利を保留する。

【Taipei Times】Lee’s day in Japan 写真20041229-04

Former president Lee Teng-hui, middle, and his wife Tseng Wen-hui, right, visit Nagoya Castle yesterday afternoon.Former president Lee Teng-hui (李登輝) spent his second day in Japan meeting old friends and touring famous destinations in Nagoya, as China repeated its “strong protests” against Tokyo’s decision to allow Lee’s trip.

According to a manager of the Nagoya Marriott Associa Hotel, where Lee and his family are staying, the former president’s room was strewn with flowers and gifts from friends and supporters.

“Mr. Lee loves Japanese food. Therefore, our hotel prepared Japanese-style meals for him,” the manager said.

After finishing breakfast yesterday morning, Lee had a full schedule, meeting with his Japanese friends.

None of the people Lee met are incumbent government officials, sources told the Central News Agency.

Lee and his family visited Nagoya Castle and Takugawa Art Museum in Nagoya yesterday afternoon, the agency reported.

“I spent days in Nagoya around 60 years ago. I have wonderful memories about the city and really want to see what the city is like now,” Lee told Japanese reporters who flew with him from Taipei to Nagoya.

Lee’s granddaughter, Lee Kun-yi (李坤儀), and daughter-in-law, Chang Yue-yun (張月雲), who traveled with Lee to Japan, took their time shopping in a department store nearby the hotel in which they stayed at yesterday.

Lee Kun-yi and Chang bought two opera DVDs in the department store and spent a while in the furniture and home decorations section, said reporters who trailed them.
Meanwhile, Chinese Foreign Ministry spokesman Liu Jianchao (劉建超) said Beijing is very unhappy about Lee and his family’s visit to Japan.

20041229-05“We express strong protests against it,” Liu said in a press conference.
Japan “sent a wrong signal to Taiwan’s independence forces” by allowing Lee’s trip and has hurt the “political foundation” of China-Japan relations, said Liu.

“We demand the Japan side focus on its relationship with China. It should carry out effective measures to alleviate the impact caused by Lee’s visit,” he added.

He stressed Beijing is closely watching the development of Lee’s visit in Japan.
“We reserve the right to take further reactions to the event,” he said.

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兼六園を散策し、関係者から説明を受ける台湾の李登輝前総統夫妻(中央)=29日午後、金沢市

【共同通信②】李前総統が兼六園など散策 窯元で文字彫り付けも体験

来日中の李登輝・前台湾総統(81)は滞在3日目の29日、名古屋から特急列車で金沢へ到着し、日本三名園の一つ兼六園などを散策。陶芸家の大樋長左衛門氏(77)の窯元を訪れ、へらで茶わんに文字を彫り付けるなどして楽しんだ。

李氏の北陸訪問は今回初めて。兼六園では縄で枝をつり上げる冬の風物詩「雪つり」が済んだ園内を関係者の説明を受けながら歩き、時折高い木を見上げては「この木は古いなあ、積もる雪に耐えてね」と気遣った。

窯元では、手ほどきを受けて金沢の伝統工芸を体験。茶わんに「誠実」「和」などの文字を熱心に彫り付けた。

これに先立ち、「ふるさと偉人館」を訪問。石川県出身で日本統治時代の台湾とゆかりのある故八田与一氏などの展示物を熱心に見入っていた。

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大樋長左衛門氏(左端)の窯元を訪ね、陶芸の指導を受ける台湾の李登輝前総統夫妻(中央)=29日午後、金沢市

3年8カ月ぶりの今回の訪日には夫人(78)や孫娘(23)らが同行。同日昼前に到着した金沢駅では在日台僑ら約300人が出迎えたが、中国の強い反発もあり、日本側はメディアに厳しい報道規制を敷いており、台湾の同行記者らから強い不満も出ている。