Exif_JPEG_PICTURE昨日(10月29日)の東京はさわやかな秋晴れに恵まれ、新宿駅西口の街頭署名活動は伸びやかな感じの中で行われた。

午後2時、新宿駅西口の駅頭では尺八の路上ライブをやっている。なかなか美形の男性の演奏で、ファンがすでについているようだ。女の子たちがさかんに写真を撮っている。

その音色を聞きながら集まったスタッフが本会会旗や台湾正名運動のシンボル「台湾は中国じゃない!」の幟などを立てはじめると、尺八の演奏が止んだ。前回もそうだったが、この美形の男性、われわれに気を遣って、旗などを準備しはじめると場所を空けてくれる。もちろん、われわれが大型メガホンを使うからでもあるが、「いつもすみません。では、4時までやらせてもらいます」と挨拶をする。

準備が整うと、駅頭を通る人々に台湾出身者の戸籍の国籍が中国にされていることを訴え、署名への協力を訴える。スタッフはアピールチラシを配布しながら、署名を募る。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA今回の署名では、台湾の方が結構いた。ある30代とおぼしき男性は、署名しながら「僕もたいへん不満だったんです。市役所の窓口に言ってもダメなんです。今の日本政府のやっていることはバラバラですよ。在留カードでは『台湾』と記すようになるのに、どうして戸籍では『中国』なんですか」と言う。

ある老人は「あんたたちは台湾人なの」と近づいてきて、われわれは日本人で、台湾との交流団体だと答えると「よくこの戸籍のことに気がついたね。私らは中国人じゃないよ。本当は私らがやらないといけないんだけどね」と言いつつ署名いただいた。

署名活動が終わった直後、たたみかけた幟にしきりに目をやりつつ、たどたどしい日本語で「台湾の人はいますか」と尋ねてくる。アピールチラシを手渡すと、本会の連絡先を確認して去っていった。

午後4時を少しまわり、尺八の美形男性が現れ路上ライブの準備をはじめた。だいぶ陽も傾き、陽射しはすでにない。予定どおり終了する。今回、署名にご協力いただいた方は137名だった。ご協力いただいた方々に御礼を申し上げるとともに、桜応援団の方々などお手伝いいただいた8名のスタッフの方々にも御礼申し上げます。

10月31日に第1期署名は締め切りました。署名総数を発表してから、第2期署名を始める予定です。今後も街頭署名を行う予定です。ご協力のほどお願いします。