4月20日、感謝広告問題で山谷えり子(やまたに・えりこ)参議院議員が「北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会」で質疑に立ち、台湾紙を掲げつつ、松本剛明(まつもと・たけあき)外務大臣に「なぜ142億円もの義捐金を集めている台湾の新聞に感謝広告を出さなかったのか」と舌鋒鋭く迫った。

松本外相は「謝意は表している」と答弁、感謝の意は台湾側には伝わっているとして、台湾の新聞に感謝広告を出す意向がないことを表明した。台湾政府は募金総額を逐次発表しているにもかかわらず、それを把握していないような答弁内容ともなった。

一方、衛藤晟一(えとう・せいいち)参議院議員は昨日午前、外務省関係者を議員会館に呼び、経過を確認するとともに厳重抗議して改善を促した。そのことをホームページの「活動報告」に記している。

また同日、江口克彦(えぐち・かつひこ)参議院議員からは、小田村四郎会長の「感謝広告に関する政府への要望」に賛同の意と激励の電話をいただいた。