台湾初のウィスキーである「KAVALAN(カバラン)」といえば、今年1月にイギリスで開催された品評会でグランプリを獲得し、一躍その名を轟かせたのが記憶に新しい。
宜蘭県を中心とした地域に住む原住民カバラン族からその名を採ったカバランウイスキーだが、台湾のコンビニエンスストアでは6月1日からこのウイスキーを使ったハイボールが発売されている。この商品、実は日本製。福岡県糸島市にある九星飲料が製造元となっているが、残念ながら会社のHPに商品の情報は掲載されておらず詳細は不明。
現在、台北市内のコンビニならどこでも入手可能。1本90元とちょっと値段は高め(台湾ビール350ccは35元前後)だが、世界一のウイスキーを味わうには手頃な値段か。いわば台湾のウイスキーと、日本で流行中のハイボールが合体して台湾に逆輸入されたかたちだ。これから夏本番、グラスを傾けながら、日台共栄の結晶を楽しむのも一興では?