今春の叙勲で、旭日中綬章を授与されることが発表されていた国立台湾大学の何瑞藤・名誉教授が6月1日、交流協会台北事務所で授与式が行われた。
1935年生まれの何瑞藤・名誉教授は1994年、国立大学としては初めてとなる日本語学部を台湾大学に設立するなど、台湾における日本語教育の第一人者として携わって来た。その顛末はベストセラー『台湾と日本・交流秘話』(展転社)でも紹介されている。
何瑞藤・名誉教授は、「これほどうれしいことは無い。自分の力ではなく、みなのおかげだ」と喜んだ。「日本語は私の生活の一部」と話す何教授は今後、日本語教育の裾野を拡げるため、小学校での日本語教育に力を入れたいと話しているとのこと。