第二次世界大戦中、台湾から日本に派遣され、海軍工員として軍用機の生産に従事した少年たち。彼らの人生の足跡をたどったドキュメンタリー「緑の海平線~台湾少年工の物語~」が29日、NHK衛星第1「BS世界のドキュメンタリー」(午後9時10分~10時)で放送される。
昨年、完成した同作品は、台北国際映画祭ドキュメンタリー部門コンペティションで審査員特別賞を受賞するなど数々の映画祭で高い評価を受けた。台湾では大学などで約60回上映、今年2月にはテレビでも放送され、大きな反響を呼んだ。
「緑の海平線」というタイトルは、少年工たちの風景の記憶に由来している。日本へたった彼らの多くが、期待と不安の中、船の甲板から見つめていた故郷が、徐々に“海平線”に沈んでいく姿を忘れられない風景として語ったのだという。
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