黄俊銘・中原大学副教授「台湾に文明をもたらした、科学的植民地政策」も収録
月刊「東京人」10月号(9月3日発売)が「東京をデザインした男」として、今年、生誕150年を迎えた後藤新平を特集している。
この中に、去る6月1日、後藤新平の会(粕谷一希代表幹事)の第1回後藤新平賞を受賞された李登輝前総統の受賞記念講演の一部が「台湾に文明を築いてくれた」と題して収録されている。
この特集では、郷仙太郎の筆名による『小説 後藤新平』もある前東京都副知事の青山やすし氏と編著に『後藤新平大全』がある御厨貴・東大教授の対談「後藤の描いた帝都復興の夢は、いまだ終わらず」をはじめ、黄俊銘・中原大学建築学科副教授による「台湾の都市計画─台湾に文明をもたらした、科学的植民地政策。」など、ともかく当時の写真を多用して後藤新平の全体像に迫っている。
台湾関係者も必見の内容が盛りだくさんの資料的価値もある特集だ。1冊、900円。キヨスクやコンビニでも入手できる。