異郷の地となった台湾から「日本人よ、目覚めよ」と日本にエールを送り続け、『台湾人元志願兵と大東亜戦争』の著書で知られる台湾の鄭春河氏が去る12月22日(木)午後8時、入院中の台南病院にて逝去されました。享年87歳でした。ご生前のご功績を偲び心からご冥福をお祈り申し上げます。ご葬儀の日程は下記の通りです。
■日時 2006年1月8日 午前10時より
■会場 台南市「台南市殯儀館」
※会場は中華南路と国民路の交差する十字路にあるとのことで、鄭先生が以前お住まいであった台南市のご自宅のそばです。タクシーの場合「台南市殯儀館」の文字を見せれば大丈夫だと思われます。
■ 喪主は奥様なのかご子息なのかまだ不明ですが、現在の鄭春河氏のご自宅の住所は以下の通りです。
台湾・高雄縣湖内郡中山路二段38-5號(嗣子 鄭名峰氏)
TEL07-699-2148
FAX07-699-7649
■鄭春河氏
1920年(大正9年)、台湾・台南州北門郡佳里町生まれ。1939年(昭和14年)、早稲田大学中学部(校外生)卒業後、台南神社にて神職教育を受け、北門郡雇員(公務員)と北門神社奉仕を兼務。1943年(同17年)、特別志願により陸軍第一補充兵に編入。翌年、台湾第四部隊に入営後、豪北派遣。チモール島にて終戦。1946年(同21年)6月、復員して台湾に帰郷。戦後、日本人容疑で検挙されるも、無罪判決により政治大学課程を履修。製油会社等の部長を歴任後、社長・顧問を歴任。1997年(平成9年)、台南・延平郡王祀(鄭成功廟)にて催された複台記念日祭典に神道式祭典を斎主として厳修。1988年(同10年)、台中・宝覚禅寺の「霊安故郷」碑前にて催された「台湾同胞戦争裁判犠牲者合祀祭」の神道式祭典を斎主として厳修。2005年(同17年)12月22日、台南にて逝去。著書に『台湾人元志願兵と大東亜戦争』(展転社)。