中国国民党は17日、台北市内の国父記念館で臨時党大会を開催。来年1月16日に投開票される総統選挙の党公認候補を洪秀柱・立法院副院長から新北市長を務める朱立倫主席にすげ替える案を、出席者のおよそ9割の賛成で決議した。
国民党は朱立倫主席や王金平立法院長など、出馬が予想された大物が次々と「不参戦」を表明した結果、今年7月に洪副院長を公認候補に指名した。
しかし、洪副院長が「台湾と中国は最終的には統一する」など、台湾の民意とかけ離れた発言を繰り返して支持率が著しく低迷。このままでは総統選挙どころか、同時投開票される立法委員選でも大敗の恐れが出てきたため、公認候補すげ替えを求める声が党内外から強まっていた。
【台湾での報道を台北事務所でまとめたものです】