日本の対台湾外交のトップともいえる大橋光夫・交流協会会長が台湾を訪問、蔡英文主席と会見した。
大橋会長は16日、民進党本部を訪れ蔡主席と会談。蔡主席はまず2月に発生した台湾南部地震に対し、日本から手厚い支援が寄せられたことに感謝するとともに、台湾の地方都市への観光客誘致や日台双方の交流強化などを進めたいと話した。
また、台湾のTPP加盟や日台間のFTAについても、すみやかに協議を進めたいという希望を伝えたという。
3月の第二週には、民進党から5人の首長が台湾の農産品のアピールのために訪日しており、蔡主席は日本市場の開拓を進めることでよりいっそう日台間の貿易関係が緊密になることを期待すると話したという。
大橋会長は、沼田幹夫・交流協会台北事務所代表や亜東関係協会の蔡明耀秘書長らとともに訪問、民進党からは蔡英文主席のほか呉釗燮・秘書長、蕭美琴・立法委員、黄志芳国際部主任(元外交部長)が同席した。