本会HPや本会メールマガジン『日台共栄』誌上などで、7月18日に香川県と桃園市が都市間提携の「交流協定」を締結したことをお伝えしました。
すると、交流協会高雄事務所から、今年1月に三重県が高雄市と産業や観光面などで交流を促進する覚書を締結し、5月には山形県が高雄市と経済および文化交流の友好協力覚書を締結しているとご連絡いただきました。見逃していました。ご教示に感謝申し上げます。
この2つの都市間提携につきましては、別掲で詳しくお伝えしますが、本会の調査によれば、これで日台間の姉妹都市や友好交流都市の提携はちょうど50件となります。
日本と台湾が国交を断ってから7年後の1979年(昭和54年)10月、青森県大間町が雲林県虎尾鎮と姉妹町を結んだことが日台都市間提携の最初とされていますので、この38年間で50件です。年平均1.3件です。
しかし、東日本大震災以降、2012年から本年までの5年間では実に32件も結んでいて、年平均6.4件、全体の64%にも及んでいます。2011年までの32年間で18件ですから、東日本大震災以降に結ばれたケースがいかに多いかお分かりいただけるかと思います。
日台の姉妹都市などの締結は、人的往来などとともに日台間の緊密性を象徴しています。絆が深まっている証です。鉄道提携や修学旅行などの教育交流も急増中に日本と台湾。
先日、交流協会台北事務所が発表した「2015年度 第5回対日世論調査」では、台湾の人々に最も好きな国・地域として日本を選んでいただきました。逆に、日本人の「対台世論調査」をしてみれば、最も好きな国・地域は台湾となるのではないでしょうか。人的往来や姉妹都市などの急増ぶりをみていると、そう思わざるを得ません。
本会としても、さらに日台間の交流が深まるよう力を尽くしてまいります。