桃園市と加賀市 友好協定 台湾北部 商工業都市
【中日新聞:2016年5月20日】
加賀市は19日、台湾・桃園市と友好都市協定を締結した。加賀市が協定を結ぶ台湾の都市は4カ所目となった。加賀温泉郷を訪れる外国人の65%以上は台湾からの観光客で、交流の重要性が増しており、商工業都市である桃園市とは観光をはじめ、文化や産業など幅広い分野での交流促進を図る。(古田秀陽)
加賀市によると、台湾を訪問中の宮元陸市長と高辻伸行議長は同日、台湾北部の桃園市を訪れ、鄭文燦(ていぶんさん)市長らと協定の調印式に臨んだ。協定書には、両市が相互理解と友好を深めるため、「今後、双方は観光、文化、教育、スポーツ、産業など幅広い分野の交流を推進する」と記された。
式は、市長らが5分ほどのそれぞれの市のPRビデオを見るなど、和やかな雰囲気の中で行われた。
鄭市長は「加賀市は桃園市が初めて交流協定を結んだ相手。最初の友人は特に大事にしたい」などと話した。
宮元市長は「加賀市は小さな街だが、歴史や文化、伝統を備えていると自負している。桃園市のような台湾を代表する商工業都市と関係を深められることは大変ありがたい」などと謝意を述べた。
加賀市は2014年7月に台南市と友好都市、高雄市と観光交流都市、高雄市鼓山区と友好交流都市の各協定を結び、台湾各都市との交流に力を入れている。
加賀市 宮元陸・市長
〒922-8622 石川県加賀市大聖寺南町ニ41番地
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桃園市 鄭文燦・市長
330-01 桃園市桃園區縣府路1號
TEL:03-3322101