4年前の2013年9月に高雄市と「国際交流促進覚書」を結んだ熊本県と熊本市は1月11日、正式な都市間提携として「友好交流協定」を締結、晴れて姉妹都市となりました。交流協会の「日本台湾交流協会」への名称変更に始まった本年、続けての慶事です。心から祝意を表するとともに、下記にそれを伝える「熊本日日新聞」の記事をご紹介します。

また、高雄市の「市政新聞」も関係写真5枚を掲げて詳しく報じていますので、これも下記にご紹介します。

なお、4年前の熊本市は幸山政史(こうやま・せいし)市長でしたが、2014年12月から、県議5期を経て市長選に当選した大西一史(おおにし・かずふみ)氏が市長をつとめています。

◆高雄市、熊本縣、熊本市締結共同友好城市 陳菊盼三方關係緊密【1月11日:市政新聞】

◆台湾と姉妹提携する日本の自治体・議会【本会HP「日台姉妹交流」】


台湾高雄市と友好協定 県と熊本市

【熊本日日新聞:2016年1月12日】

「友好交流協定」の協定書にサインした蒲島郁夫知事(右)、陳菊高雄市長(中央)、大西一史熊本市長(高雄市政府のHPより)

県と熊本市は11日、台湾・高雄市と3者で「友好交流協定」を締結した。3者は2013年9月、交流促進に関して「覚書」を結んだが、3年間の期限付きだった。今回の協定は期限を設けておらず、経済や観光などの分野の結びつきを強化する。

高雄市は人口約280万人。「台湾第2の都市」とされ、アジア有数のコンテナ港がある交易の中心都市だ。

協定書では「経済、観光、教育、スポーツ、文化等の分野において友好交流を推進する」と明記。「友好互恵関係」を維持するため、3者での協議を継続していくことも盛り込んだ。

当初は昨年10月に締結調印式を予定していたが、高雄市が台風被害を受けたため延期。11日は、蒲島郁夫知事と大西一史熊本市長が高雄市を訪れ調印式に臨み、陳菊高雄市長と協定書にサインした。

13年の覚書締結後、熊本側は高雄市の百貨店で毎年度、県産品フェアを開催。15年10月には熊本-高雄間の定期航空路線も実現した。同路線は熊本地震後もいち早く6月に運航を再開した。