本会常務理事で、在日台湾同郷会会長などを務めた医師の林建良氏が、日本における台湾正名運動の推進などを評価され、台湾政府から勲章「二等華光専業奨章」が授与された。
勲章は、本日夜、都内のホテルで開かれた全日本台湾連合会創立大会の式典の席上、来日した僑務委員会の呉新興・委員長(閣僚級)から贈られた。
従来、在日台湾人が所持する「外国人登録証」の国籍欄には「中国」と記載されていた。
日本政府は、2009年に法改正を行い、「外国人登録証」に替わる新たな「在留カード」を発行することを決めたが、林常務理事らが推進した台湾正名運動により、それまで「中国」と記載されていた外国人登録証の国籍欄が、在留カードでは国籍・地域欄とされ、2012年から発行が始まった在留カード制度で「台湾」と記載されることとなった。
勲章を授与された林常務理事は挨拶で「正名運動を台湾政府が重視してくれたことを非常にうれしく思います。しかし、日本で正名運動を推進したのは私ひとりではありません。たくさんの台湾と日本の友人たちの協力があったからです。ですから、私だけがこのような勲章を授与されるのは、かえって申し訳ない気持ちです。台湾は台湾であり、台湾は中国でも中華でもありません。台湾が祖国の我々にとって『中華』という単語は中華料理にしか使わないのです。これからも台湾のために一緒に頑張りましょう」などと話した。