野柳地質公園に置かれた下北ジオパークを歓迎するパネル(下北ジオパークのFacebookより)

ジオパークとは聞きなれない言葉だが、青森県むつ市の下北ジオパーク推進協議会(会長・宮下宗一郎むつ市長)のホームページによれば「ジオパークの『ジオ』とは地球や大地のこと。世界各地に多く存在する特徴的な大地や地質の資源を守り、研究するとともに、学習の場や観光資源として整備し、活用していく活動」のことだという。 

また「ジオパークは、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の支援を受け、世界各国で取り組まれ、32カ国111地域(平成27年8月現在)が世界ジオパークに認定されています。日本からは、7地域が世界ジオパークに認定され、日本国内のジオパークとして32地域が認定されています」とも説明、下北ジオパーク推進協議会は昨年(平成28年)9月9日に日本ジオパークに認定されたそうだ。

下北ジオパーク推進協議会は10月13日、「青森県むつ市のむつグランドホテルで臨時総会を開き、台湾・野柳(やりゅう)地質公園と姉妹ジオパークの連携協定を結ぶことを決めた。観光誘客や学術研究の面で互いに連携・協力する。11月1日に、同推進協と野柳側の関係者が、むつ市で協定を締結する」と地元紙の東奥新聞が伝えている。

野柳地質公園(新北市万里区)はエジプト女王の頭のような形をしている奇岩や怪石で有名な台湾の景勝地で、2014年2月15日、山口県美祢(みね)市にある秋吉台国定公園と「観光・学術交流協定書」を締結し、姉妹公園となっている。

台湾のジオパークである野柳地質公園が外国のジオパークと姉妹提携関係を結ぶんだのはこれが初めてで、下北ジオパークとの姉妹ジオパーク連携協定が結ばれれば2例目となる。

◆下北ジオパーク