中国は海洋強国を建設するため新たな空母建造を進める等、外洋への進出を図り、軍事力を背景とした中国のこの強引な拡張政策は、西太平洋地域における平和と安定に対する最大の脅威となっています。
これに対して米国は、圧倒的な軍事力と台湾関係法や台湾旅行法などの国内法に基づいて台湾との関係を強化し続け、米国内では台湾軍をリムパックなど米国主導の軍事演習に招聘せよとの提言も出ています。
そこで本会はこの3月、政策提言として、日米が共催し、オーストラリアとインドも協催する、国際・地域テロ、海賊、捜索・救難、大規模自然災害など、地域全体で非伝統的海洋安全保障能力の向上を図る「ウエストリムパック(環西太平洋多国間海洋安保共同訓練)」構想を発表、この共同訓練にはチョークポイントのバシー海峡を扼している台湾の参加が不可欠として、台湾の招聘を提案しています。
7月台湾セミナーの講師に、この政策提言の原案作成者である金田秀昭氏を迎え、なぜこの提言が重要なのか、その意義と背景を中心にお話しいただきます。
セミナー終了後は、講師を囲んで懇親会を開きます。ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。
記
◆日 時:平成30年(2018年)7月28日(土) 午後2時30分〜4時30分(2時開場)
◆会 場:文京区民センター 3-C会議室(東京都文京区本郷 4-15-14 TEL:03-3814-6731)
【交通】都営地下鉄:三田線・大江戸線 春日駅 徒歩1分
東京メトロ:丸ノ内線・南北線 後楽園駅 徒歩3分
JR総武中央線 水道橋駅 徒歩10分
◆演 題:『日米はウエストリムパック(環西太平洋多国間海洋安保共同訓練)に台湾を招聘せよ』
◆講 師:金田秀昭氏(岡崎研究所理事、元海上自衛隊護衛艦隊司令官、元海将)
[かねだ・ひであき] 昭和20年(1945年)、神奈川県生まれ。同48年(1968年)、防衛大学校卒業(第12期生)後、海上自衛隊入隊。海幕防衛課長、舞鶴地方総監部幕僚長、第4護衛隊群司令、統幕第5幕僚室長などを歴任後、護衛艦隊司令官に就任。平成11年(1999年)、海上自衛隊を退官(海将)。その後、ハーバード大学アジアセンター上席特別研究員、慶應義塾大学特別招聘教授などを歴任。現在、岡崎研究所理事、日本国際問題研究所客員研究員、日本李登輝友の会「日米台の安全保障等に関する研究会」委員などを兼務。主な著書に『BMD(弾道ミサイル防衛)が分かる』など。共著に『日本のミサイル防衛』『日本の安全保障と防衛政策』『日本防衛変革のための75の提案』など。
◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生) *当日ご入会の方は会員扱い
◆申込み:こちらのお申込フォームをご利用になるか、「お名前、お電話番号、会籍(会員・一般・入会希望のいずれか)、懇親会への出欠」を明記のうえ、メールもしくはFAXにて下記の本会事務局までお申し込みください。*7月26日(木) 締切
◆懇親会:講師を囲んで会場の近くにて[参加費=3,000円 学生:2,000円]