日本のクレジット会社「JCB」は現在、「VISA」「Mastercard」「DINERS CLUB」「AMERICAN EXPRESS」「中国銀聯」とともに、世界6大ブランドの一つと言われているという。
去る4月19日、高雄市内を走る高雄メトロにJCBカードをかざせば乗車できるという業務提携の覚書を交わしたそうだ。
これまで、日本からの旅行者は台湾で発行されている悠遊カードなどを購入して高雄メトロに乗っていたが、日本のJCBカードを持っていれば乗れるようになる。また一つ、日台の共通項ができる。
◆高雄捷運:高捷與JCB簽署備忘錄 JCB卡今年底刷乘高捷 持續著力多元支付,定位鐵道支付領航者【4月19日】
高雄メトロ JCBカードでの乗車、年内にも可能に/台湾
【中央通信社:2019年4月21日】
南部・高雄市の高雄メトロでは年内にもJCBカードを改札にかざして乗車できるようになる見通しだ。高雄メトロが19日発表した。双方は同日、JCB本社(東京都港区)で提携に向けた覚書を交わした。
覚書には高雄メトロの郝建生董事長(会長)とJCBの三宮維光取締役兼専務執行役員が調印。高雄メトロは、自社のクレジット決済における重要なマイルストーンとなると喜びを示した。
昨年9月から、改札での運賃徴収やデータの処理など技術面の提携について意見交換してきた双方。今後はシステムのテストなどを進め、年内のサービス提供開始を目指す。
高雄メトロによると、同社で現在使用可能な決済法は、交通系ICカードのイージーカード(悠遊卡)やiPass(一卡通)、icash(愛金卡)、Happy Cash(有銭卡)の他に、スマホ決済のグーグルペイ、アップルペイ、サムスンペイなどがある。クレジットカード決済ではマスターカード、銀聯カードなどに対応している。