10月7日、台北市内の翠山荘に安置され、ご家族が見守っている李登輝元総統のご遺骨を五指山軍人墓地(國軍示範公墓)に納める埋葬式に合わせ、本会は皆さまとともに追悼の念を表したいと思い、産経新聞(東京本社版)17面に「李登輝先生、ありがとうございました! 眞多謝!」と題する李登輝先生追悼特別企画を掲載させていただきました。

3週間に満たない短い募集期間でしたが、賛同いただいた個人は450名、法人は13件に及んでいます。北海道から沖縄まで、はたまた台湾や英国からもご賛同いただき、誠にありがとうございます。心から御礼申し上げます。

本会は李登輝先生の「日台運命共同体」という理念に共鳴して設立されました。今後ともその理念を実現するため、李登輝精神を体しつつ、日台関係の深化をめざして「躬行実践」を旨に、皆さまとともに活動を続けて参ります。

改めて御礼申し上げますとともに、引き続きご指導ご鞭撻のほど賜りますようお願い申し上げます。ありがとうございました。

本来であればご賛同いただいた450名の方々の芳名と13件の法人名をご紹介したいところですが、紙幅の都合上、法人のみご紹介し、また紙面に掲載した本会からの追悼メッセージをご紹介します。

◆協賛法人

 池栄青果 株式会社
 公益財団法人 伊藤青少年育成奨学会
 学校法人 尾道学園尾道中学校・高等学校
 株式会社 ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ
 公益社団法人 国民文化研究会
 学校法人 拓殖大学
 学校法人 都築育英学園 日本経済大学
 株式会社 日本文化チャンネル桜
 株式会社 バローホールディングス
 みなと海運 株式会社
 公益財団法人 モラロジー研究所
 学校法人 森教育学園
 靖國神社

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台湾の李登輝元総統が七月三十日にお亡くなりになりました。満九十七歳でした。

李登輝先生は中華民国体制からの脱却をめざす「静かなる革命」を推し進め、台湾を民主化に導きました。台湾では「台湾民主化の父」として深く尊敬され、私どもに対しても「日本人よ、もっと自信を持ちなさい」と常に励ましていただいた大切な方でした。また李登輝先生は晩年、「我是不是我的我(私は私でない私)」という境地に達し、何人にも公に生きることの大切さを説き、哲人政治家と称されました。

私ども日本李登輝友の会は、李登輝先生が唱えられた「日台運命共同体」の理念に共鳴して設立されました。設立総会におけるインターネット中継での記念講演に始まり、特別講義を受け持たれた日本李登輝学校台湾研修団で直接教えを受けてまいりました。研修団の卒業生はすでに千人を超えています。

李登輝先生の九度にわたるご来日にあたっては招聘協力者として、また自ら招聘元となり、北海道から沖縄までご一緒させていただきました。

日本李登輝友の会は今後とも李登輝精神を体し、日台関係の深化を目指して「躬行実践」を旨に活動を続けてまいります。

追悼特別企画にご賛同いただきました皆さまとともに、李登輝先生のこれまでのご恩顧に感謝して、心よりご冥福をお祈り申し上げます。