金田秀昭氏

昨年は、米国や英国のみならず、EU諸国が中国による香港の「一国二制度」の形骸化を批判し、ウイグル族への人権弾圧を「ジェノサイド(集団虐殺)」とする決議を可決するとともに、民主主義や人権、法の支配という価値観を共有する台湾との関係を強化し始めました。

また、この動きと連動するように、台湾有事についても多くの議論が巻き起こっています。最近もっとも話題になったのは、安倍晋三前首相が台湾向けの講演で「台湾有事は日本有事すなわち、日米同盟の有事でもある。この点の認識を、北京の人々は、とりわけ習近平主席は断じて見誤るべきではない」と指摘したことではないかと思います。

そこで、本年最初の台湾セミナーでは、安全保障問題専門家の金田秀昭氏に、台湾有事と日本有事をテーマに、中国が海洋強国をめざすようになった「中華マハニズム」という考え方や海洋戦略の変遷、海洋侵出の狙いなどについて、また、なぜ台湾海峡の平和と安定や日米台の枠組みが重要なのかなどについてたっぷりお話しいただきます。

セミナー終了後は、講師を囲んで懇親会を開く予定です。ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。

*参加者は平熱の方のみとし、必ずマスク着用をお願いします。
*会場で検温し、消毒薬を準備しています。

  令和4年(2022年)1月4日

◆日 時:2022年1月22日(土)午後2時~4時(1時30分開場

◆会 場:文京区民センター 3-C会議室(東京都文京区本郷 4-15-14 TEL:03-3814-6731)
     【交通】都営地下鉄:三田線・大江戸線 春日駅 A2出口 徒歩1分
         東京メトロ:丸ノ内線・南北線 後楽園駅 4b出口 徒歩5分
         JR総武線 水道橋駅 東口 徒歩10分

◆演 題:台湾有事と日本有事─日本近海 波高し

◆講 師:金田秀昭氏(岡崎研究所理事、日米台関係研究所理事)

[かねだ・ひであき] 昭和20年(1945年)、神奈川県生まれ。同48年、防衛大学校卒業(第12期生)後、海上自衛隊に入隊。海幕防衛課長、舞鶴地方総監部幕僚長、第4護衛隊群司令、統幕第5幕僚室長などを歴任後、護衛艦隊司令官に就任。平成11年(1999年)、海上自衛隊を退官(海将)。その後、ハーバード大学アジアセンター上席特別研究員、慶應義塾大学特別招聘教授などを歴任。現在、岡崎研究所理事、日米台関係研究所理事、日本李登輝友の会「日米台の安全保障等に関する研究会」委員など。主な著書に『BMD(弾道ミサイル防衛)が分かる』など。共著に『日本のミサイル防衛』『日本の安全保障と防衛政策』『日本防衛変革のための75の提案』など。

◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生)
     *当日ご入会の方は会員扱い

◆申込み:こちらのお申込みフォームをご利用になるか、「お名前、ふりがな、メールアドレス、性別、ご住所、お電話番号、会籍(会員・一般・入会希望のいずれか)、懇親会への出欠」を明記のうえ、メールもしくはFAXにて下記の本会事務局までお申し込み下さい。 *1月21日(金) 締切

◆懇親会:講師を囲んで会場の近くにて開催予定 [参加費=3,000円 学生:2,000円]

◆主 催:日本李登輝友の会