【中央通信社:2012年11月29日】“美濃”同士 高雄市と岐阜県の美濃、友好協定
高雄市の美濃区と、岐阜県の美濃市は29日、陳菊高雄市長立会いの下、友好協定を交わした。今後、産業や観光などでの交流を拡大し、地域の発展につなげて行きたい意向だ。
高雄市美濃区には、台湾のエスニックグループのひとつである「客家」の人が多く住み、客家料理や独特の布地などのほか、伝統的なしきたりなど、有形無形の客家文化の郷として知られている。
一方の岐阜県美濃市も、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された江戸時代からの町並みや、美濃和紙など、歴史の息づくまちとして有名。
美濃市は今回、石川道政市長をはじめとする市議会議長ら計28人で来台。“2つの美濃”の交流はすでに6年間続いており、陳菊高雄市長は、今回の協定調印で両地域の友好と協力がさらに深まり、それぞれの文化や産業、観光などがいっそう発展するよう期待した。