台北市と和歌山市、覚書締結 文化や観光での交流促進へ
【中央通信社:2017年5月22日】
台北市は20日、和歌山市と交流促進に向けた覚書を締結した。調印式は和歌山市出身の平松徳松氏が日本統治時代の台北市に建設したかつての料亭「紀州庵」の創建100周年記念式典の中で行われ、台北市の陳景峻副市長と和歌山市の尾花正啓市長が覚書にサインした。陳副市長は「文化や観光など多分野における双方の協力関係を前進させるきっかけにできれば」と期待を示した。
尾花市長は、両市が今後文化、芸術、伝統を基礎としてより交流を深めていければと話した。
式には和歌山市から尾花市長のほか、市議会の野嶋広子議長や平松氏の孫の喜一郎さんなど60人余りが出席。八代将軍・徳川吉宗にちなみ「吉宗桜」と名付けられた桜の植樹や記念プレートの除幕も行われた。
1917年に建設された紀州庵は元々は3棟があったが、現存しているのはその「離れ」のみ。離れは2004年に市定古跡に登録され、修復工事を経て2014年5月から文化拠点「紀州庵文学森林」の施設として活用されている。
和歌山市 尾花正啓・市長
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台北市 柯文哲・市長
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