平成16年12月5日(日)午後、東京・銀座の歩行者天国において、台湾留学生が主体となって行った新潟県中越地震への街頭募金は、街ゆく皆様からおよそ10万円の温かいご支援を頂きました。
前日の4日(土)に都内で開催された台湾研究フォーラム忘年会の際にご寄付いただいた金額と合わせてちょうど16万円の募金金額となりました。
募金いただいた皆様、ご声援下さった皆様に心より御礼申し上げます。
台湾人留学生による新潟中越地震救済街頭募金のお知らせ
新潟県中越地震が発生してから約1ヶ月半が過ぎようとしています。罹災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
しかしながら、日増しに寒さが募る中、仮設住宅などで不自由な生活を強いられている方々も多く、まだまだ復興への道は遠いのが現状です。
私たち台湾からの留学生は、1999年9月21日以降、日本の方々が寄せて下さった温かいお気持ちを忘れてはいません。台湾大地震が発生したその日のうちに、日本政府は世界で一番早く救援隊を台湾に送り出してくれました。たくさんのボランティアの方々が台湾のために駆けつけて下さり、日本中から多額の義捐金が寄せられました。有形無形のご支援を受けた台湾は、おかげさまで復興し、もとの生活に戻ることが出来ました。
そこで、日本へ少しでも恩返しをするため、遅まきながら台湾からの留学生が主体となって街頭での募金活動を行うことにしました。困った時に手を差し伸べてくれる友人こそが真の友人と言えましょう。私たちの力は本当に微々たるものですが、少しでも被害に遭われた方々へのお手伝いが出来ればと思っています。私たちの主旨に賛同してくださった日本李登輝友の会青年部の方々も快くお手伝いしてくださることになりました。一日も早い新潟の復興をお祈りするばかりです。
台湾留学生代表 薛格芳
◆日時 12月5日(日) 午後1時ごろ~午後4時ごろ
◆場所 銀座 三越・和光付近を予定
(予定ですので、当日の天候・道路事情により変更になる場合があります)
台湾大地震の際、温かい手を差し伸べてくれた日本に少しでも恩返しをしたいという台湾からの留学生が集まり、街頭で募金活動を行うことになりました。日本李登輝友の会・青年部は、彼らの意思を尊重し、出来る限りの後援をしていきます。
「恩義に報いる」とは、日本で尊ばれてきた美徳の一つです。今や日本では失われつつあるこの精神を、台湾からの留学生に教えられるような気がします。
日本で勉学に励む彼らの、何とかして役に立ちたいとの気持ちが、少しでも被災地の方々への励みとなることを願っています。
日本李登輝友の会青年部長 早川友久