7月18日付の本会メールマガジン『日台共栄』で、中学校で使われている地図帳で台湾が中華人民共和国の領土とされていることを指摘した永山英樹理事による「台湾に関する社会科地図の誤り」を掲載したところ、いろいろな方から賛同のお便りをいただきました。

本会『日台共栄』編集部は先に帝国書院と東京書籍に質問状を送っております。

中学校の地図帳は帝国書院と東京書籍の2社のみ出版しており、文部科学省教科書課によれば、全国で使用している中学用地図帳は約120万冊、帝国書院にいたってはその90%以上を占めています。

この2冊の地図帳では、明らかに日本政府の立場や実態とは違い、台湾は中華人民共和国の領土として扱われていますので、台湾を中華人民共和国の一部と信じてしまう中学生が出てこないとも限りません。むしろ、優秀であればあるほどそう信じてしまいます。

質問状にも書きましたように、私どもは「日本の将来をになう子供たちを思い、日台関係、日中関係の正常化を願う立場から質問」しています。ご理解のほどお願いいたします。

帝国書院に送った質問状(2005年7月4日)

東京書籍に送った質問状(2005年7月4日)