移り住みたい国の筆頭は日本-。台湾のビジネス誌「遠見(グローバルビュー)」は29日、海外についての台湾人の見方に関する世論調査結果を発表した。それによると、4項目の質問のうち「移住したい国」「立派だと思う国」「旅行したい国」の三つで日本が1位となった。「親日派」とされる台湾人の心情が裏付けられた形だ。
調査は一つの質問に3ヶ国を選んでもらう方法で、今年5月に台湾全土で20歳以上の約1,000人を対象に実施された。
「移住したい国」では日本が32.3ポイントで首位となり、米国(29.1ポイント)、カナダ(26.5ポイント)が続いた。「最も立派だと思う国」でも日本(47.5ポイント)がトップで、米国(40.3ポイント)に次いで中国(15.8ポイント)が3位となった。「留学したい国」だけが日本は米国に次いで2位だった。同誌は「台湾の人々は日本を入り口に世界を見ている」と分析している。【2006年6月30日付・毎日新聞】