■2006年 事務局の歩みをまとめました

1月12日 4月訪日の希望を表明された李登輝前総統への歓迎声明と、来日に条件を付けないことなどを要望する「李登輝前台湾総統来日についての歓迎声明と政府への要望」を小泉首相、安倍官房長官、麻生外相に対して小田村四郎会長名で提出。
2月10日~13日 台湾をよく知っていただくため、「普通の観光旅行では行かない」本会特別ツアーの第一弾として『烏来と天灯の里ツアー』を開催し、24名が参加。蔡焜燦先生や黄昭堂先生との晩餐会が開かれ、高砂義勇隊記念碑や南天宮も訪問。
14日 育桜会の園田天光光理事長と本会事務局員が河津桜寄贈のため専門家を同道して訪台。植物検疫を無事通過して、南投県の南に位置する名間(なま)で贈呈式。1,000本の桜が李登輝之友会全国総会の黄崑虎総会長に無事寄贈された。
19日 本会9番目の支部として神奈川県支部が発足し、石川公弘理事が支部長に就任。横浜市内で開かれた設立総会には70名あまりが出席。記念講演は、林建良常務理事の「李登輝理念とはなにか」。また、懇親会では「高砂義勇隊慰霊碑の撤去に反対する決議」を満場一致で採択した。
3月11日~15日 第4回となる台湾李登輝学校研修団を開催(宇都宮鐵彦団長、宇井貴彦副団長)。李登輝前総統の講義に加え、総合座談会では、元総統府秘書長で郡策会秘書長でもある黄昆輝・李登輝学校教頭、前駐日代表の羅福全・亜東関係協会会長、総統府国策顧問の黄崑虎・李登輝之友会全国総会総会長の3氏が顔を揃える豪華な顔ぶれ。
14日 本会10番目の支部となる、福島県支部が設立。
15日 第4回台湾李登輝学校研修団の最終日の3月15日午前、講義を終えた李登輝前総統は日本記者団の質問に答え、5月10日から2週間の予定で来日の意向を表明。
26日 第4回総会を東京・千代田区内のホテルで開催。小田村四郎会長はじめ理事40名、正会員約140名が参加し、新規事業として李登輝先生来日記念「日台交流基金」の創設などが承認された。総会後、阿川弘之名誉会長が「台湾の思ひ出」と題して講演、また、台湾の姚嘉文・考試院長が「台湾の現状と今後の展望」と題してゲスト・スピーチ。
4月1日 第2回・台湾建国烈士 鄭南榕先生を偲ぶ集いを文京区民センターにて開催。記念講演は黄文雄氏と宮崎正弘氏。当日、鄭南榕烈士夫人で、現在、高雄市長(前行政院副院長)をつとめる葉菊蘭氏や鄭南榕基金会前理事長で詩人の李敏勇氏らからの祭電が披露された。
5月4日 李氏の訪日は体調不良のため残念ながら秋に延期とされたが、歓迎体制を整えて来日記録を刊行し、また今後の日台交流を伸展させる基金とすべく、寄付による「李登輝先生来日記念『日台交流基金』」を創設。
14日 李登輝学校日本校友会が発足、約100名が入会。本会主催による「台湾李登輝学校研修団」は本年3月の第4回までで150名の卒業生(延べ178名)を輩出。理事長に片木裕一氏が就任。
26日 台湾をもっと知ってもらうため、昨年に引き続き、台湾特産アップルマンゴー特級品の取扱をメールマガジン、ホームページなどで告知。好評を博す。
30日 フジテレビが5月4日に放映した「FNNスーパーニュース」の番組中、台湾ラーメンのコーナーで中華人民共和国の五星紅旗を掲示した件で、本会はフジテレビに対し書面で質問状を提出。
6月3日 11番目の支部となる愛知県支部の設立大会が名古屋市内のマナハウスにて開催。金美齢氏の記念講演には200名が出席し、立ち見も出るほどの盛況ぶり。支部長には重冨亮氏(医療法人香流会理事長、本会理事)が就任。懇親会には約80名が出席。
11日 青森市内のホテル、アラスカにおいて本会12番目の支部となる青森県支部の設立記念講演会を開催。県内および岩手、宮城、埼玉、東京から30名余りの参加者。支部長には、大見光男・青森県議会議員が就任。総会では、『フジテレビ「FNNスーパーニュース」における誤報に対する訂正放送要求決議文』を出町淑貴事務局次長が朗読し、参加者の大きな拍手により決議文採択。記念講演は林建良氏の『台湾は日本の誇り・李登輝という人間はどう誕生したのか』。
7月23日 本会主催の金美齢先生講演会を千葉市のペリエ大ホールで開催。「日本に期待すること」がテーマの講演には250名が参加。防衛庁長官や法相を歴任した臼井日出男衆院議員や同夫人はじめ、教科書問題で活躍している宍倉清蔵・千葉市議会議員や拉致問題をリードしている中村実・船橋市議会議員など、地元で活躍される方々が多数参加。
8月1日 台南市と交流促進都市提携を結んでいる仙台市において、本会13番目の支部として宮城県支部が設立。支部長には「第9回みちのくYOSAKOIまつり」実行委員長もつとめる嶋津紀夫氏(嶋津商事代表取締役)が就任し、田久保忠衛・本会副会長が「わが国の安全保障と台湾」と題して記念講演。
25日 9月12日から訪日予定だった李登輝前総統は体調不良を理由に訪問を見送ることを日本側に伝えたとNHKが第一報を報道。
9月2日~5日 第5回目となる台湾李登輝学校研修団を実施。李登輝前総統をはじめ、黄昭堂先生、羅福全先生、張炎憲先生、林明徳先生など、台湾を代表する方々が講師として登壇されたほか、野外視察は総統府や台北賓館など日本時代の建物をめぐる盛りだくさんの企画。
8日~10日 本会青年部主催で「伊勢神宮の旅」を実施。日本人・台湾人含め総勢16名が参加。伊勢神宮の内宮では、特別に御垣内(みかきうち)での参拝を許された。神楽殿で奉納された神楽の祝詞の中には、参拝祈願の目的である「日台共栄」「台湾独立」の言葉が読まれていた。皇學館大学構内にある「佐川記念神道博物館」や「神宮徴古館」などの見学のほか、夫婦岩で有名な二見へも足を伸ばす。
9日 7月23日に金美齢先生の講演会を開催した際に高まった支部設立の声を受けて、本会14番目の支部として千葉県支部が設立。今年に入って6番目の支部設立総会は、千葉県護国神社で開催され、川村純彦氏(川村純彦研究所代表)、門脇朝彦氏(あけぼの会代表)、寺島泰三氏(日本郷友連盟会長)、清水哲氏(印西市議)、長岡均氏(長岡LEM研究所代表)をはじめ台湾李登輝学校研修団の卒業生などが多数参加。支部長には川村氏が就任。
10月14日 民主党「日台安保経済研究会」事務局長でもある大江康弘・参院議員を講師に日台時局問題講演会を東京・文京区の文京区民センターにおいて開催し、約120名が参加。テーマは、「台湾はなぜ日本の生命線なのか-安全保障から見た両国関係の課題」。
21日 神奈川県民ホールにおいて、神奈川県支部(神奈川李登輝友の会)が許世楷大使を招いて「日台関係の現状と展望」と題する講演会を開催し、200名あまりが参加。許大使が日台関係について縦横に開陳し、台湾の自由民主への自信を披瀝。
11月12日 夏のマンゴー・パパイヤ販売に引き続き、「冬のフルーツ」ポンカンの販売を開始。台湾をもっと知ってもらうためのフルーツ販売は昨年、大好評を博し、今年は2年目。
16日~20日 烏来の高砂義勇隊慰霊碑を建立した周麗梅さんが亡くなられて3年目を迎える本年。ご子息のマカイ・リムイさんらが斎行されるその3年祭への参列と、12月に迫った台北・高雄市長選挙候補者と懇談しながら台湾の現状を視察する「高砂義勇隊慰霊碑と台北・高雄市長選挙視察団」ツアーを実施。ツアーでは、李登輝之友会全国総会長で前総統府国策顧問の黄崑虎先生の広大な四合院造りのご自宅を訪問、群策会(理事長は李登輝前総統)及び李登輝学校の方々とも懇談。
19日 愛知県支部(愛知李登輝友の会)が林建良・本会常務理事を講師に講演会。テーマは「日台関係の未来を語る」。夏に著書『日本よ、こんな中国とつきあえるか?』を上梓した林氏のサイン会も同時開催された。
12月3日 李登輝学校日本校友会が第2回台湾出身戦歿者慰霊祭を靖国神社にて斎行。昨年を上回る約100名の方々が参列した。参列者を代表して、片木裕一・李登輝学校日本校友会理事長、小田村四郎・日本李登輝友の会会長、宇都宮鐵彦・第4回台湾李登輝学校研修団団長の3氏が玉串奉奠。祭文は石川公弘・第3回台湾李登輝学校研修団団長が奏上した。
慰霊祭後、靖国会館において林建良・本会常務理事による「台湾人と靖国」と題した記念講話と懇親会が行われた。
23日 今年で4回目となる恒例の「日台共栄の夕べ」を東京都内のホテルで開催予定。第一部の記念講演には、井沢元彦氏を招き「中国問題の現状と課題」をテーマに講演会。第二部の「大忘年会」では日台交流に尽力される各界の方々からのスピーチや、台湾往復フリーチケットなどが用意され毎年好評の「お楽しみ抽選会」を行う。