二二八事件の首謀者とされ、台湾の独裁体制を謳歌した蒋介石を祀りあげる「中正紀念堂」が、ついに「台湾民主紀念館」へと正名された。5月19日からは、同館で「さよなら蒋介石」と題した特別展が開催されている。

正名を推進した陳水扁総統は、「二二八事件の最大の責任者であり、台湾では称えられるべきでない」とコメント。

中正紀念堂は、衛兵交代が見られるため、日本人観光客にも人気のスポットだが、台湾人からは「ハゲ寺」と呼ばれ、「ハゲは死んでも台湾の目抜き通りを占領している」と揶揄されていた。