李登輝前総統が年初に訪日の意向を示してからの関連報道(日本・台湾・米国・中国など)を全て網羅しています。
2007年訪日特集ブログもあわせてご覧ください。
2007年
1月7日 |
台湾の李登輝前総統(83)は6日までに時事通信の単独インタビューに応じ、昨年健康問題で延期となった訪日について「体の調子が良ければ年内に(日本に)行く」との意向を示した。訪問地は検討中としたが、松尾芭蕉がたどった東北地方を中心とする「奥の細道」ゆかりの地を訪問し、紀行文を著したいとの希望を述べた。 李氏は昨年9月に6日間の日程で日本を訪問する計画を立てていた。しかし、春先にかかった肺結核の継続的な療養が必要との理由から直前になって見送られた。現在は健康状態も回復しつつあり、体調と日本の政治状況をにらみながら、訪問時期を詰めていくとみられる。 一方、安倍晋三首相が就任直後に訪中し、胡錦濤国家主席らと会談したことについて、李氏は「日本はこれまで中国に頭を下げてばかりいた。戦略的な信頼関係をつくる必要があり、(これを実現させた)安倍首相の訪中は成功だった」と高く評価。日中の関係改善が台湾にとってマイナスに働くことはないとの見解を示した。【時事通信】 |
5月3日 |
李登輝氏が訪日準備 中国の反発必至 台湾の李登輝前総統(84)に近い筋は3日、前総統が5月末か6月初めに観光のため訪日する準備を進めていることを明らかにした。実現すれば、李氏を「台湾独立勢力の代表的な人物」とみる中国政府の反発は必至だ。 日本の外交筋は「具体的に計画は聞いていないが、政治目的でなければ、反対する理由はない」としており、一般の台湾人観光客と同様に査証(ビザ)なしの渡航を認めるとみられる。高齢で心臓が悪い李氏の健康を懸念する声もある。 李氏に近い筋によると、李氏の日程は10日間以上で、松尾芭蕉の「奥の細道」ゆかりの東北地方などを訪問するほか、初めて東京での講演を予定している。 李氏は終戦前、京都帝大(現京大)で学んだ親日家で日本語が堪能。2001年、心臓病治療のため約16年ぶりに訪日。04年末に再訪日。昨年5月と9月にも訪日を計画したが、健康状態を理由に延期していた。【共同通信】 |
5月4日
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台湾の李登輝前総統(84)に近い筋は三日、前総統が五月末か六月初めに観光のため訪日する準備を進めていることを明らかにした。実現すれば、李氏を「台湾独立勢力の代表的な人物」とみる中国政府の反発は必至だ。 日本の外交筋は「具体的に計画は聞いていないが、政治目的でなければ、反対する理由はない」としており、一般の台湾人観光客と同様に査証(ビザ)なしの渡航を認めるとみられる。高齢で心臓が悪い李氏の健康を懸念する声もある。 李氏に近い筋によると、李氏の日程は10日間以上で、松尾芭蕉の「奥の細道」ゆかりの東北地方などを訪問するほか、初めて東京での講演を予定している。 李氏は終戦前、京都帝大(現京大)で学んだ親日家で日本語が堪能。2001年、心臓病治療のため約16年ぶりに訪日。04年末に再訪日。昨年5月と9月にも訪日を計画したが、健康状態を理由に延期していた。【中国新聞】 |
5月4日
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李前総統、月末に訪日計画=台湾中央通信 台湾・中央通信は3日、関係筋の話として、李登輝前総統(84)が5月末から6月初めにかけて日本を訪問する計画だと伝えた。詳しい日程、訪問場所については明らかにしていない。 李氏は昨年9月に訪日を計画していたが、結核の療養を理由に延期を表明。次回の訪日は「治ってから決める」と述べていた。先月には心臓冠状動脈の血管狭窄(きょうさく)部分を拡張するカテーテル治療を受けている。【時事通信】 |
5月4日
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台湾の中央通信は3日、李登輝前総統(84)が5月下旬から6月にかけて日本訪問を計画している、と伝えた。 関係筋によると、李氏は東京や東北地方を訪れることを希望しているが、具体的な日程は体調などを見て最終決定するという。計画が実現すれば、2004年末以来の訪日となるが、中国の反発は必至だ。 李氏は昨年9月、6日間の日程で東京などを訪問する準備を進めていたが、「健康上の問題」を理由に延期していた。【読売新聞】 |
5月4日
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台湾の中央通信は3日、李登輝前総統(84)が今月下旬から来月初めにかけて日本を訪問する予定だ、と伝えた。 中央通信は関係者の話を引用し、李前総統が東京と東北地方を訪問することを望んでおり、具体的な日程などについては、健康状態を考慮して後日決めることとした、と伝えた。 李前総統の訪日が実現すれば、2004年末以来2年半ぶりとなる。 李前総統は昨年9月、6日間の日程で日本を訪問する予定だったが、持病の結核が再発したため延期していた。 また、先月には心臓の冠状動脈の血管が狭まっている部分を広げる手術も受けている。 中国は李前総統を、台湾の独立をあおっている勢力を背後で操る人物と見なしており、日本政府が訪日を許可した場合、強く反発するものとみられる。【朝鮮日報WEB版】 |
5月4日
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李前総統、月末に訪日計画=台湾中央通信 台湾・中央通信は3日、関係筋の話として、李登輝前総統(84)が5月末から6月初めにかけて日本を訪問する計画だと伝えた。詳しい日程、訪問場所については明らかにしていない。 李氏は昨年9月に訪日を計画していたが、結核の療養を理由に延期を表明。次回の訪日は「治ってから決める」と述べていた。先月には心臓冠状動脈の血管狭窄(きょうさく)部分を拡張するカテーテル治療を受けている。【時事通信】 |
5月4日
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李登輝・前総統、5月か6月に日本訪問へ 台湾団結連盟の黄昆輝・主席は3日、李登輝・前総統がこの2ヶ月内に日本を訪問する用意があることを明らかにした。 李前総統は京都大学出身だが、大学時代の恩師・柏佑賢氏が3月12日に死去し、柏氏の家族から4月7日の葬儀への出席要請があった。しかし、このときは訪日が実現しなかった。柏氏の家族は現在、台湾を訪問しており、2日には翠山荘に李前総統を訪問し、3日には李前総統が国賓飯店で宴席を開いてもてなした。 現在、健康に関しては、問題はないという。行き先は関東或いは金沢となる。詳しい日程は現在、調整中。日本では小泉前首相との会談の可能性もあると言う。最近になって、日本の国会議員が頻繁に李前総統を訪問しており、日本訪問と関係があると見られている。【な~るほど・ザ・台湾ニュース】 |
5月4日
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台湾中央通信は3日、李登輝前総統が5月末から6月初めにかけて金沢市などを訪問する予定だと伝えた。親しい関係者の話という。李氏は昨年9月に観光などを目的とした日本旅行を計画していたが「健康上の理由」で取りやめた。その後も「奥の細道」をたどる旅をずっと準備していたという。【朝日新聞】 |
5月4日
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據日本共同社報導,前總統李登輝有計畫在五月底或六月初,以觀光名義到日本去,報導説,由於李登輝被大陸視為「台獨代表人物」,現在傳出李登輝有意到日本觀光的消息,恐怕又會引來中共當局的抗議。 共同社報導説,他們的消息來源,是來自「李登輝身邊的人士」,不過日本方面則是表示,目前沒有收到李登輝的申請,但如果李登輝想到日本純觀光,沒有任何公開活動或政治目的,日本沒有理由反對;這似乎也透露,如果李登輝以觀光名義到日本去,日本政府傾向同意李登輝入境。 李登輝曾經在2001年,因為治療心臟病而到日本去,2004年底,他再次訪日;李登輝去年五月與九月,原本都打算去日本,不過都因為健康因素而取消。【中廣新聞網】 |
5月5日
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台湾紙「自由時報」は4日、李登輝前総統(84)が5月下旬から6月上旬にかけて日本訪問を計画していると報じた。 李氏は京都や金沢を訪れることを希望、東京訪問も検討しており、最終的な日程は調整中という。 同氏は昨年9月に東京などを訪問する予定だったが、健康上の問題で延期した。今年4月には心臓の血管のカテーテル治療を受けている。【西日本新聞】 |
5月7日 |
前總統李登輝訪日的行程已大致敲定,預定在5月底出發,進行為期10天的「奧之細道」之旅。根據李登輝親信透露,這次訪日將進行多場公開演講,除了會見日本前首相在内的政治、財經、學界等重量級人士外,也是李登輝首次在日本公開演講。 相傳17世紀俳句詩聖松尾芭蕉曾走過日本「奧之細道」,因此,探訪「奧之細道」一直是李登輝的宿願,目前預計5月底啟程。為期10天的旅程懷古風味濃厚,將駐足東北地區的仙台松島、平泉、象潟以及東京的芭蕉紀念館等。 李登輝此行將進行3場公開演講,據了解,日本藤原書店將舉行第一屆「後藤新平獎」,紀念後藤新平150週年冥誕,近日將公布恐怖李登輝為該獎項第一屆得獎人。李登輝除了應邀出席此頒獎典禮外,將於頒獎儀式上以「後藤新平與我」為題,進行他在日本的首度正式演講。 二是「亞洲展望論壇」的邀請,該論壇在李登輝擔任總統的12年間,是台日之間產、官、學界交流的重要管道。論壇秘書長中嶋嶺雄目前擔任秋田縣國際教養大學校長,特別邀請李登輝在該大學授課課程時進行特別演講,將以「日本的教育與我」為主題;三是拓殖大學的學術演講,於東京一家大飯店進行,講題與國際局勢有關。 此外,李登輝在返台前夕的答謝宴上,將邀請日本政要人士出席,曾任首相、大臣等職務;據稱,前首相小泉純一郎也在受邀之列,因此該場宴會更是備受矚目。【東森新聞】 |
5月7日
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根據熟悉台灣前總統李登輝的人士透露,李登輝探訪日本「奧之細道」的行程已大致敲定,預定五月底出發,為期十天左右。李登輝這次將首度在日本進行多場公開演講,並會見包括日本前首相在内政治、財經、學界等重量級人士。 探訪日本十七世紀俳句詩聖松尾芭蕉所走過的「奧之細道」是李登輝的宿願,去年因身體不適不克訪日,因此延期至今年實現。 目前行程大致敲定於五月底啟程,為期十天。旅程包括位於東京的芭蕉紀念館、東北地區的仙台松島、平泉、象潟等富有懷古幽情之地。 李登輝此行也應邀出席日本藤原書店主説、紀念後藤新平一百五十週年冥誕活動的第一屆「後藤新平獎」頒獎儀式。 據透露,近日内,藤原書店將公布李登輝為該獎項第一屆得獎人。在接受頒獎的儀式上,李登輝將發表以「後藤新平與我」為題的演講,這將是他首度在日本進行正式演講。 李登輝此行也是應「亞洲展望論壇」的邀請,該論壇在李登輝擔任總統的十二年間,是台日之間産、官、學界交流的重要管道。 論壇秘書長中嶋嶺雄目前擔任秋田縣國際教養大學校長,特別邀請李登輝在該大學進行以「日本的教育與我」為題的特別演講,做為授課課程一環。 此外,李登輝也預定造訪與台灣淵源頗深的拓殖大學,並在東京一家大飯店進行與國際局勢有關的學術演講。 李登輝在返台前夕的答謝宴上,將有曾任首相、大臣等日本政要人士出席。初歩瞭解,前首相小泉純一郎也在受邀之列,因此該場宴會備受矚目。 對於李登輝訪日,預料中國將再度對日本政府施壓,但熟悉李登輝的這位人士指出,日本政府高層認為已對台灣旅客實施免簽證措施,因此沒有太大問題。 李登輝曾在二零零一年四月以醫療為目的到日本倉敷、大阪接受心臟手術。二零零四年底至零五年初,曾到名古屋、金澤、京都進行「追憶之旅」。【中央通訊】 |
5月8日
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明治・大正時代の政治家、後藤新平の生誕150周年を記念して創設された「後藤新平賞」の第1回受賞者に8日、台湾の李登輝前総統(84)が選ばれた。評論家の粕谷一希氏や出版社社長の藤原良雄氏らでつくる「後藤新平の会」が発表した。李前総統は来月1日、東京都内での授賞式に出席し、講演を行う予定。 同賞は、故後藤新平元内相が100年先を見通した政策により、人を育てながら地域や国家の発展に寄与したとして、同じような業績を残した国内外の人物を対象に授与。毎年1回表彰する。 李氏は台北市長や総統などを歴任。「後藤の仕事と精神を継承し、台湾近代化の発展に貢献、台湾島民を代表する存在」として受賞が決まった。後藤氏は台湾総督府の民政長官時代に、上下水道などのインフラ整備を進めた。【時事通信】 |
5月8日
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台湾の中央通信は7日、李登輝前総統(84)が5月下旬から日本訪問を計画していると伝えた。滞在期間は10日間前後で、東京や松尾芭蕉の「奥の細道」ゆかりの東北地方を訪れる予定という。訪日すれば、04年12月以来となる。 関係筋によると、李氏は滞在中に大学などでの講演のほか、日本の政財界関係者との接触も予定しているという。 李氏は昨年9月にも訪日する予定だったが、体調不良を理由に取りやめていた。李氏を「台湾独立派」と非難する中国は訪日に反発してきた。【毎日新聞】 |
5月8日
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第1回後藤新平賞 李登輝前台湾総統 日本の近代化に尽くした政治家後藤新平(1857~1929年)にちなみ、国家や地域の発展に寄与した人に贈られる「第1回後藤新平賞」に、前台湾総統の李登輝氏(84)が決まり、8日、発表された。 李氏は1923年生まれ。旧台湾総督府の民政局長を務めた後藤とかかわりの深い台湾で、台北市長や台湾総統として近代化に貢献した点が評価された。授賞式は6月1日午前10時、東京・六本木の国際文化会館岩崎小弥太記念ホールで行われる。同賞は、満鉄総裁、外相、東京市長などを歴任、スケールの大きな政策を構想した後藤の生誕150周年を記念して「後藤新平の会」が創設した。【読売新聞】 |
5月8日
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後藤新平の会(粕谷一希代表幹事)は8日、日本の近代化の過程でスケールの大きな政策を構想・実行した後藤新平の生誕150年を記念して創設した後藤新平賞の第1回受賞者に、前台湾総統の李登輝氏を選んだ。後藤の仕事と精神を継承して台湾の近代化の発展に貢献したことが評価された。授賞式は6月1日午前10時、東京・六本木の国際文化会館岩崎小弥太記念ホールで行われる。【産経新聞】 |
5月9日
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日本「後藤新平學會」8日表示,他們已邀請台灣前總統李登輝訪問日本,並將在6月1日頒發第一屆「後藤新平獎」給李登輝,獎勵他對台灣的貢獻。 在1898年到1906年台灣日據時代,擔任台灣民政長官的後藤新平,今年恰逢150週年冥誕,因此後藤新平學會決定頒發首屆「後藤新平獎」,而得獎者則是台灣前總統李登輝。 事實上,領後藤新平獎只是李登輝這次訪日行程的一部份,據了解,李登輝預定五月底到日本,他將在日本進行多場公開演講和會見日本重量級人士。【東森新聞】 |
5月10日
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「金沢再訪は来年」 台湾・李登輝氏、元気 「奥の細道」訪問、今年は秋田まで 台湾前総統の李登輝氏は9日、台北市郊外で北國新聞社の取材に応じ、今年5月終わりから6月初めに予定している訪日について「今年は東京から秋田ぐらいまで『奥の細道』を訪ね、来年、金沢を訪れたい」と語った。 李氏は来年、奥の細道の後半部分を旅する中で金沢へ足を運びたいとし、「金沢では八田與一、鈴木大拙、西田幾多郎について語りますよ」と述べ、講演したい意向を示した。 昨年、体調を崩し、5回入院したという李氏はこの日、「(心臓の)カテーテル手術を受け、非常に元気。心臓のポンプの力が強い。まだ何年か持ちますよ」と力のある声で語った。【北國新聞】 |
5月10日
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李登輝氏 30日から訪日 台湾の李登輝前総統が5月30日から11日間、観光を目的に私人の立場で訪日する。6月9日までの滞在中、李氏が希望していた「奥の細道」ゆかりの地を訪ねるほか、現役を退いてから初めて東京に立ち寄り、講演と記者会見を行う。 今回の訪日は、中嶋嶺雄・国際教養大学学長の招請に応じたもので、中嶋学長によると、李氏は30日に成田から東京入りする。日光を経由して2日に仙台に入り、宮城、岩手、秋田の3県で、「奥の細道」ゆかりの地を歩き、6日に秋田市内の同大学で講演する。 また7日夜は都内のホテルで、「2007年以降の世界情勢」をテーマに学術的見地から講演を行い、その後の晩餐会では政財学各界の要人と懇談。 離日する9日午前には記者会見に臨む方向で最終調整を進めている。【産経新聞】 |
5月10日
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李登輝前総統の月末からの訪日決まる 李登輝前総統は月末から、10日間の日程で観光のため訪日する。李氏は滞在中、以前から希望していた「奥の細道」ゆかりの東京の芭蕉記念館、仙台・松島、岩手県・平泉などを訪れる。また都内のホテルで講演会を開く。さらに後藤新平生誕150年記念の第1回後藤新平賞を授与される予定という。李氏の訪日は2001年4月の心臓病治療で訪れたのを初めに、04年の年末から05年の年始にかけて名古屋、金沢、京都などを訪れた。李氏は昨年も奥の細道の散策を希望していたが、昨年は体調不良で断念した。【な~るほど・ザ・台湾ニュース】 |
5月10日
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訪日予定の李登輝前総統、東京訪問や講演に意欲 台北で日本の記者団に語った。実現すれば、1988年の総統就任以降、首都・東京への訪問は初めてとなる。李氏は「いろんな話がしたい。主に学術的な」などと述べ、都内で講演を希望していることを明らかにした。 李氏は、日本の近代化に尽くした政治家・後藤新平にちなみ、国家や地域の発展に寄与した人に贈られる「第1回後藤新平賞」の受賞が決まったことについて「非常に名誉」と述べ、6月1日の都内での授賞式に出席する意向を示した。 李氏は5月30日に東京入りし、松尾芭蕉の「奥の細道」のルートをたどるため、東北地方を回る計画。10日前後の日程を希望しているが、体調などを見ながら、日本側と調整を行う。【読売新聞】 |
5月10日
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李前台湾総統、訪日を計画=「奧の細道」ゆかりの地も 台湾の李登輝前総統(84)は10日、台北市内で日本人記者団に対し、6月1日に東京都内で開かれる「後藤新平賞」の授賞式に出席する意向を示した。 関係者によると、李氏は30日から6月9日までの11日間の日程で訪日を計画。30日に成田に到着、1日に授賞式に出席して講演を行う。その後、宮城、岩手、秋田など松尾芭蕉がたどった「奥の細道」ゆかりの地を訪問する予定。現在、最終調整を進めている。【時事通信】 |
5月10日
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大手日刊紙『聯合報』が10日に報じたところによると、李登輝・前総統が6月1日に訪日して10日間程度滞在するということだが、中央通信社の報道では訪日は5月30日。 許世楷・代表によると、李登輝・前総統は台湾の民間団体「台湾独立連盟」の黄昭堂・主席と共に日本を訪れ、日本の藤原書店が設けた第一回後藤新平賞を受けると共に、松尾芭蕉の奥の細道を散策する。東京では講演もあるという。 中央通信社が9日に日本のメディアの報道を引用して報じたところによると、後藤新平賞の授与式は、日本時間6月1日午前10時に東京六本木の国際文化会館の岩崎小彌太記念ホールで行われる。後藤新平賞は後藤新平生誕150周年を記念して、藤原書店の藤原良雄社長と評論家の粕谷一希氏らが協力して設けたもの。一回目の今年は、後藤新平の精神を受け継ぎ、台湾の現代化に卓越した貢献をしたとして、李登輝・前総統に賞を贈ることに決定した。【台湾国際放送】 |
5月10日
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前總統李登輝預計五月三十日啟程訪問日本,領取第一屆「後籐新平獎」,並在秋田縣國際教養大學發表「日本教育與我」專題演講,也將探訪「奧之細道」,這將是李登輝自二次大戰後第一次訪問東京。 「後籐新平獎」是為紀念日本明治、大正時期的政治家後籐新平一百五十週年冥誕,獎項旨在頒發給對國家、區域的發展有貢獻者。 李登輝下午在立法院門口接受媒體記者訪問時説,獲頒第一屆的「後籐新平獎」,非常難得,也是很光榮的事情,他六月將赴日本東京領取獎項,不過,目前行程安排還未知,會不會與前日本首相小泉純一郎見面,也不知道。 探訪日本十七世紀俳句詩聖松尾芭蕉所走過的「奧之細道」,是李登輝的宿願,去年因身體不適不克訪日,因此延至今年。 李登輝此行也是應「亞洲展望論壇」邀請,該論壇在李登輝擔任總統的十二年間,是台日之間産、官、學界交流的重要管道。 論壇秘書長中嶋嶺雄目前擔任秋田縣國際教養大學校長,特別邀請李登輝在該大學發表「日本教育與我」專題演講。【中央通訊】 |
5月10日
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前總統李登輝獲頒日本藤原出版社與知名評論家成立的「後藤新平會」新設的「後藤新平獎」。李登輝今天表示,感到很光榮,身體健康狀況也 沒問題,六月將親赴日本領取獎項,並進行學術演講。這將是李登輝自大戰後第一次訪問東京。 李登輝下午赴立法院大門口,為持續靜坐抗議總預算未過的台灣團結聯盟立法委員及 民眾加油、打氣,並要求立法院立即協商通過總預算。 李登輝接受媒體記者訪問時說,獲頒第一屆的「後藤新平獎」,非常難得,也是很光榮的 事情,他六月將赴日本東京領取獎項,不過,目前行程安排還未知,會不會與前日本首 相小泉純一郎見面,也不知道。 至於外界關心的身體狀況?出國醫師有無囑咐?李登輝也表示毫不擔心,並強調,「我心臟很好啊」! 李登輝此行若順利成行,將是自大戰後第一次訪問東京,並會進行學術性演講。 「後藤新平獎」是為紀念日本明治、大正時期的政治家後藤新平一百五十週年冥誕,獎項旨在頒發給對國家、區域的發展有貢獻者,日本主辦單位表示,李登輝之所以得獎, 是因為他繼承了後藤新平的志業與精神,在台灣擔任台北市長、總統的期間,對台灣的 現代化著有卓越貢獻,是台灣的代表性人物。【東森新聞報】 |
5月10日
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前總統李登輝今天證實將前往日本東京,領取第一屆的「後藤新平獎」。李登輝表示,確實的日期還不確定,不過自己對於領到這個獎感覺很光榮。這也是二次世界大戰結束後,李登輝第一次重返東京。而他也將順道前往風景區「奧之細道」遊覽。 對於記者問到他的身體状況,八十六歳的李登輝説:醫生説自己的心臟很好,所以出國沒有問題:李登輝是出席台聯在立法院門口發起「抗議總預算不通過」的靜坐時,對記者作了以上的表示。【中廣新聞網】 |
5月15日
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與前總統李登輝交情不錯的民進黨二○○八年總統參選人謝長廷,據了解,兩人日前會面。據悉,由於李登輝五月底赴日,將會晤前首相小泉純一郎等日本重要黨政人士,李登輝這趟日本行,也會順道替謝長廷今年日本之旅,搭起國際舞台。 為提高海外能見度,謝長廷近期內將展開海外學習、請益之旅,考察先進國家經驗,以助於擬定國政藍圖,出訪時間暫定六月。 李登輝預定五月底出發赴日,除前往東京出席「後藤新平獎」頒獎儀式,並展開李登輝「夢寐以求」的「奧之細道」之旅。為期約十天的行程中,據了解,李登輝在返台前夕的答謝宴上,將邀請日本政要,包括曾任首相、大臣等職務的人士出席,前首相小泉純一郎也在受邀之列。 由於謝長廷當初卸下行政院長一職時,一度訪日,並拜訪政界重要人士,謝可望今年再赴美日一趟,而赴日本部分,需要李登輝協助。 據了解,李謝日前會面,謝長廷除了向李登輝請益,李登輝也同意幇謝長廷牽線,因此李登輝可能在這次日本之行中,幇謝長廷鋪路,讓謝赴日本可和日本政壇高層會面,拉抬謝長廷的國際聲勢。 對於出國展開學習、請益之旅,卓榮泰表示,民進黨總統初選後謝長廷勝出,許多國家希望能夠多了解謝長廷的從政理念與國政藍圖,謝長廷有意出國考察,到先進國家進行學習請益之旅,藉此讓國際社會更了解台灣,強化自己的國際視野,對於未來規畫國政藍圖將有所助益。【中時電子報】 |
5月16日
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台湾の李登輝・前総統(84)が5月30日から6月9日までの日程で来日するすることが決まった。 招請した国際教養大学の中嶋嶺雄学長によると、今回の来日は学術・文化交流と観光旅行を目的としたもので、家族も同行するという。 政府は台湾からの短期滞在の観光客について査証(ビザ)を免除しており、李氏もビザなしで来日する。 日本滞在中、李氏は6月1日に、東京・六本木の国際文化会館岩崎小弥太記念ホールで行われる「第1回後藤新平賞」授賞式に出席し、同賞を受ける。 その後、「奥の細道」のルートをたどって栃木、宮城、岩手各県などを回る。7日には、都内で「2007年以降の世界情勢」について講演し、政財界関係者と交流。9日の離日前に記者会見も予定している。 李氏は総統退任後、01年4月と04年12月の2回、病気療養や観光目的で来日したが、講演や東京滞在は避けていた。政府は今回、李氏が総統退任後、すでに7年が経過していることから、これまで以上に自由な行動を認める方針だ。【読売新聞】 |
5月17日
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「後藤新平獎」成立目的,是感念對國家或區域發展有貢獻的人,就像後藤新平對台灣的付出一般,李登輝之所以得獎,是日人認為他對台有卓越貢獻,屆時老帥將公開發表「後藤新平與我」的演説。 好不容易克服中國外交打壓的困境,二○○一年,前總統李登輝終於在相隔五十年後再度踏上日本的領土,李登輝訪日背後的意義,不只對他個人而言,對台灣,更是繼台日斷交後的重大突破,若安排順利的話,五月底,李登輝將三度訪日,卻也是二次大戰後首度訪問東京,此行的目的,主要是獲頒第一屆「後藤新平獎」,並在頒獎典禮上發表演説。 推動基礎建設 影響台灣深遠 李登輝赴日又是一次台灣重大的外交事件,此行是為了接受第一屆後藤新平獎,這是由日本後藤新平會所舉辨的獎項,也是為了紀念後藤誕生一百五十週年而開辨,受獎人的資格就是要像後藤新平一樣,對國家現代化有貢獻。而後藤新平會認為李登輝就像後藤新平一樣,對台灣現代化有非常大的貢獻。 許多人對後藤新平感到相當陌生,他其實是日治時期,讓台灣邁向現代化的奠基者。一八九八年,後藤新平被派到台灣擔任民政長官,民政長官職權是繼台灣總督下的最大官員,後藤在擔任台灣民政長官任内,進行土地調査,戸口普査,風俗習慣調査,推展生物學的殖民政策,促進科學發展與農、工、衛生、教育、交通、警察等,積極進行台灣的基礎工程。 政大台灣史研究所所長薛化元認為,後藤新平是影響台灣最大的日本官員,尤其是他為台灣的基礎建設奠定基礎。像是他在一八九五年,擔任台灣總督府衛生顧問時,從改善台灣的醫療、衛生環境開始,又規畫衛生、自來水、下水道等建設;而接任民政長官後,更大規模地進行台灣舊慣、土地、産業,與戸口的調査,不但為台灣的文化、風俗、民情、律法留下紀録,他的政策甚至影響到戰後國民政府在台灣的施政。【新台湾】 ※全文はPDFファイル参照 |
5月18日
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前總統李登輝原訂五月底訪日,除了赴日領獎,也傳出將為民進黨總統參選人謝長廷日本行鋪 路,在消息曝光後,據了解,中共近來頻頻打壓,要求日本更改李登輝赴日的招待規模,降低 雙方會面的層級,李登輝訪日行程可能因而生變。不過,李登輝辦公室不願證實,強調一切都 還不知道,都還在規畫中。 據了解,李登輝和謝長廷曾經在十三日會面,謝長廷除了向李登輝請益,也希望能協助促成六 月底訪日行,李登輝當場也同意給予謝長廷協助,讓謝長廷赴日時,可和日本政壇高層會面, 拉抬謝的國際聲勢。 李登輝原先預計五月三十日起啟程訪問日本,領取第一屆「後藤新平獎」,並在秋田縣國際教 養大學發表「日本教育與我」專題演講,也將探訪「奧之細道」,這將是李登輝自二次大戰後 第一次訪問東京。 李登輝此行是應「亞洲展望論壇」邀請,該論壇在李登輝擔任總統的十二年間,是台日之間產、官、學界交流的重要管道,李登輝也將在日本進行多場公開演講,同時會見多位政治、經濟和學界重量級人物。【中時電子報】 |
5月19日
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李登輝台湾前総統が特別講義 来月6日中嶋学長の招請受け 国際教養大 来日を予定している台湾の李登輝・前総統が6月6日、親交のある中嶋嶺雄・国際教養大学長との縁で、同大の特別講義を行うことになった。 李氏は中嶋学長の招請を受け、学術・文化交流と観光旅行の目的で、5月30日から6月9日の日程で来日する予定。「奥の細道」のルートをたどって県内にも足を運び、中嶋学長が担当する「グローバル研究概論」で教壇に立つ。演題は「日本の教育と台湾―私が歩んだ道」で、日本語で講義を行う。 同大では21日から、一般の聴講者を募集する。時間は午後2時~同3時15分で、会場は秋田市河辺戸島の県森林学習交流館「プラザクリプトン」。 希望者は、はがきに住所、氏名(ふりがな)、年齢、職業、電話番号を明記のうえ、〒010-1211秋田市雄和椿川奥椿岱193の2国際教養大学「李登輝博士特別講義」係へ郵送するか、同大ホームページから参加申込書を印刷し、ファクス(018-886-5910)で応募する。25日必着で、応募者多数の場合は抽選になる。【読売新聞・秋田版】 |
5月19日
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来月6日に台湾・李前総統が講義 国際教養大、一般にも公開 李前総統は今月30日から11日間の日程で、観光のために来日。松尾芭蕉の「奥の細道」ゆかりの地をたどる旅行で、にかほ市象潟町にも立ち寄る予定があることから、秋田市まで足を延ばしてほしいとする中嶋学長の要請を受け入れた。中嶋学長とは、副総統だった昭和60年に初めて会って以来、協力してフォーラムを開催するなど、日本と台湾の交流促進を図ってきたという。 一般の受講希望者は、同大ホームページから参加申込書をダウンロードして記入の上、ファクス(018・886・5910)で送るか、はがきに住所、氏名(ふりがな)、年齢、職業、電話番号を記入して〒010-1211、秋田市雄和椿川字奥椿岱193-2、「国際教養大・李登輝博士特別講義係」まで郵送する。応募者多数の場合は抽選を行う。 25日必着。問い合わせは教養大TEL018・886・5884(平日午前9時-正午、午後1時-4時)【秋田魁新報】 |
5月21日
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李登輝前総統、30日から来日=政府、対中関係への影響懸念 李氏の来日は、中嶋嶺雄・国際教養大学学長の招きに応じたもので、2004年12月から05年1月に京都や金沢を旅行して以来。政府は台湾の観光客へのビザ(査証)を免除しており、李氏もビザなしで来日する。李氏は6月2日から、松尾芭蕉が「奥の細道」で巡った宮城県の松島や岩手県の中尊寺などを訪れる。【時事通信】 |
5月23日
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李登輝氏講演会 来月7日に開催 前台湾総統の李登輝氏の来日を記念する講演会が6月7日午後5時から、東京都港区虎ノ 門のホテルオークラ東京で開催される。李登輝博士ご夫妻歓迎実行委員会主催で、講演のタイトルは「2007年とその後の世界情勢」。米露中3国を中心とする世界情勢の今後や日本の役割などを語る。 参加希望者は往復はがきに返信用住所・氏名を記入のうえ、〒104-0045 中央区築地1の12の6 築地えとビル5階 サイマル・インターナショナル気付「アジア・オープン・フォーラム」事務局へ。30日の消印まで有効。定員250人、入場無料。【産経新聞】 |
5月23日
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日本「産經新聞」今天刊出中嶋嶺雄的專文指出,中華民國前總統李登輝五月底訪日之行,定義為「學術交流與探訪『奧之細道』之旅」。以前李登輝訪日常遭掣肘,原因在於日本怕引起中國抗議,這次日本首相安倍晉三採取開放的態度,因此李登輝訪日備受期待。 産經新聞今天在「正論」的專欄中,刊登國際教養大學校長中嶋嶺雄所撰寫、題為「期待李登輝博士訪日」的專文。 文中指出,本月三十日至六月九日之間,李登輝日本行是應「亞洲展望論壇」之邀,由中嶋負起邀訪之責,此行定義為「學術交流及探訪『奧之細道』之旅」。該論壇是李登輝擔任總統十二年期間,台日的知識交流場域。 專文指出,再也找不到像李登輝這般學識淵博、對日本常懷深厚友誼的世界領導人,李登輝先前都只能在日程、訪問地點受限的情況下短暫訪日,這全是因為日本政府外務省深怕遭中國抗議。 這次環境已起變化,在日本政府對台灣旅客實施免簽證、李登輝卸任總統已歴經七年,再加上日相安倍本身採取開放的態度,李登輝的訪日備受期待。 該文表示,此次,李登輝在夫人曾文惠及家人陪同下,希望能靜靜地探訪十七世紀日本俳句詩人松尾芭蕉所走訪的道路。這也是他卸任總統之後,首度在東京停留,並將首度在日本進行演講,在東京有兩場,在秋田縣的國際教養大學有一場。 李登輝將在六月一日出席曾於日本統治台灣做出貢獻的後藤新平一百五十週年紀念典禮,接受第一屆「後藤新平獎」的頒獎。該會認為李登輝對台灣的現代化,尤其是民主化的貢獻,有效法後藤之處。李登輝在得獎之後將以「後藤新平與我」為題進行紀念演講。 六月七日下午五點,李登輝將在東京大倉飯店以「二零零七年及其之後的世界情勢」為題進行演講,將針對美國在世界影響力降低之際崛起的中國及俄羅斯的世界戰略、日本的外交等做出他精闢的見解,水準可仿美世界級國際政治學學會的報告。 李登輝在在秋田縣國際教養大學的演講,題目為「日本的教育與台灣 我所走過的道路」,内容可能是回顧在美國康乃爾大學獲得博士之前,他在台灣所學得的日本教育對他的影響,他將告訴日本年輕人,武士道精神的重要性、追求「自我」的必要性等。 中嶋在專文中指出,「亞洲展望論壇」早在一九九二年就要邀請李登輝訪日,當時日本内閣官房、外務省開出的條件是只要不訪問東京即可,但後來因時間與日皇明仁夫婦訪問中國的時間重疊,而未實現。 公元二千年秋天,該論壇的重量級人士龜井正夫、武山泰雄亦有意促成李登輝訪日,但李登輝最後只能以播放錄影帶的方式與會。 去年五月,李登輝原訂訪日,行程與這次大致相仿,但因罹患輕微肺炎,在主治醫師建議下,延期訪日。 中嶋説,在全球化的今日,絶不容許有限制個人旅行或言論的情事發生,尤其是在標榜自由、民主主義的日本,更不應出現限縮個人自由之事。 日本政府若要求對方不接受一定程度的限制,就不發簽證的話,這樣的作為應遭受日本國民的指責、糾彈。【中央通訊社】 |
5月23日
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台湾の李登輝前総統(84)は23日、今月末からの訪日を前に一部日本メディアのインタビューに応じ、日本での初の講演で「(終戦前に)わたしが受けた日本の教育や文化について話し、日本は良い国だ、頑張れと伝えたい」と抱負を語った。 李氏は5月30日から6月9日まで訪日し、東京都内などで講演、松尾芭蕉の「奥の細道」ゆかりの宮城、岩手、秋田の各県などを訪問する。 親日派の李氏は訪問の目的について「『奥の細道』を見たいとずっと思っていた。日本の多くの人がわたしを歓迎してくれてもいる」と述べた。 今後のアジア情勢については「米国はイラクから足抜けできず、アジアでは中国と日本の主導権争いが激しくなり、第2次世界大戦前に戻る」と予測。「台湾はこの変化に対応しなければならないが、内部でけんかばかりだ」と台湾の与野党間の争いを批判した。 【熊本日日新聞】 |
5月23日
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【正論】李登輝博士来日に期待する 後藤新平論や国際政治学講演を聴く 国際教養大学理事長・学長 中嶋嶺雄 ≪「奥の細道」をたどる≫ 李氏ほどの学識を有し、日本に対しても常に厚い友情を示している世界のリーダーを他に探し求めることはできない。その李氏が日程も訪問先も制限された短時日の来日(1度は心臓病治療のために短期入院)以外、訪日が実現しなかったのは、ひとえに中国の批判を恐れた日本政府・外務省の対応にあった。 考えてみれば、グローバル化の今日、旅行や言論の制約など決してあってはならないことであり、ましてや自由と民主主義を国是とするわが国において、そんなことは許されないはずなのに、一定の制限を受け入れない限り査証を発行しないという日本政府の姿勢こそ、国民から指弾されるべきであったといえよう。 今回は、台湾からの観光目的の来日には査証が免除されたという条件の変化と、李氏がすでに現職の政治家ではなく、退任してから7年以上も経っていることに加えて、安倍首相自身の開かれた姿勢が大きく寄与していることはいうまでもない。 ≪講演「後藤新平と私」≫ 本年は台湾の治世に歴史的な貢献をなした後藤新平生誕150周年に当たり、「後藤新平賞」が設けられることになった。その第1回受賞者に李氏が選ばれたのである。巨大な事業に献身した後藤新平の業績に学ぶという意味で、台湾の近代化、とくに民主化に献身した李氏はまことにふさわしい人物である。李氏は6月1日の授賞式に出席し、「後藤新平と私」と題する受賞記念講演を行う予定であるが、その中身は李氏ならではの格調の高い後藤新平論になるであろう。 ≪若者へのメッセージ≫ 東京での「2007年とその後の世界情勢」と題する講演は6月7日午後5時からホテルオークラ東京「平安の間」で行われる予定である。いかにも李氏らしく綿密に国際情勢を分析した上で、アメリカの世界的影響力が低下する間に台頭するロシアと中国の世界戦略に注意を喚起しつつも、日本の外交力の強化を強く望む内容となりそうである。李氏の期待に当面の日本外交が応え得るかどうかが問われるであろうが、講演は国際政治学の世界的な学会での基調報告にも匹敵する学術的洞察に満ちているものと確信する。 このような李氏の訪日の成功を広く国民は期待しているに違いない。【産経新聞】 |
5月24日
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特別講義:李・台湾前総統、秋田で来月6日に 聴講者を募集/秋田 親交がある中嶋嶺雄・国際教養大学長の招へいを受け、台湾の李登輝前総統が来月6日午後2時~3時15分、秋田市河辺戸島の県森林学習交流館「プラザクリプトン」で特別講義をする。聴講者を募集している。 特別講義の演題は「日本の教育と台湾-私が歩んだ道」。中嶋学長が担当する講義「グローバル研究概論」のゲストとして出席し、日本語で講演する。中嶋学長は20年以上前、自著をきっかけに李氏と親交を深めた。 李氏は1923年生まれ。国立台湾大を卒業した後、台北市長や副総統を歴任し、88年~2000年総統を務めた。今回は文化交流と観光を目的として今月30日に来日し、6月9日まで日本に滞在する。 聴講希望者ははがきに住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記したうえで、〒010-1211 秋田市雄和椿川奥椿岱193の2 国際教養大李登輝博士特別講義係へ郵送するか、同大ホームページから印刷した申込書をファクス(電話018・886・5910)する。いずれも25日必着。【毎日新聞】 |
5月24日
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台湾の李登輝前総統は23日、一部の日本メディアの取材に答え、30日から日本を訪問し、滞在中に日本文化などについて講演することを明らかにした。自らが日本統治時代に高等教育を受けたことを踏まえ「日本文化の精神性や自然との調和は国際的に見ても面白い。それを(現代の)日本の方にも分かってもらいたい」と語った。 李氏は6月9日までの日本滞在について「一生涯(足取りをたどりたいと)考えてきた(松尾芭蕉の俳諧紀行)『奥の細道』が目的」と説明。1日には台湾の民政長官を務めた明治・大正期の政治家、後藤新平ゆかりの賞の授与式で講演する。東北地方を回って国際教養大学(秋田市)で講演した後、7日には都内で最近のアジア情勢について再び講演するという。【日本経済新聞】 |
5月24日
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台湾の李登輝前総統(84)は23日、30日からの日本訪問を前に読売新聞などと会見し、6月9日までの訪問中、「日本の教育と私」「後藤新平と私」「2007年とその後の世界情勢」の三つのテーマで講演することを明らかにした。 「世界情勢」の講演については、東アジアでの日本と中国の主導権争いや台湾の情勢についても言及する意向を示した。 李氏は、総統退任後の2度の訪日では、中国政府の反発などに配慮し、講演や記者会見を行わなかった。今回は記者会見も行う。【読売新聞】 |
5月24日
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前總統李登輝三十日將訪問日本,進行為期十一天的台灣、日本文化、學術交流暨「奧之細道」探訪之旅,六月九日返台,返台當天將分別在東京與 桃園機場舉行記者會。這是李登輝自二次大戰後第一次訪問東京。 李登輝辦公室下午公布李登輝訪日行程包括:六月一日在東京國際文化會館,接受藤原書店後 藤新平會第一次選拔頒贈的「後藤新平獎」,並發表「後藤新平與我」專題演講。 六月六日前往秋田參訪國際教養大學,並發表「日本的教育與台灣─我走過來的路」特別講 議,並與在該校就讀的台灣留學生座談。 六月七日參訪東京拓殖大學,且應邀前往日本李登輝之友會,發表「2007年與以後世界情勢」 專題演講。 探訪「奧之細道」以分日、分段進行。五月三十一日於東京參訪芭蕉出生地及紀念館,之後分 別參訪宮城縣松島、山形縣山寺、岩手縣平泉中尊寺、秋田縣象潟蚶滿寺、群馬縣日光東照宮 等景點。 六月九日結束行程,並於當天上午十一時在下榻的東京大倉酒店舉行記者會,返回桃園機場 後,於晚間七時三十分在第二航廈舉辦返國記者會。 李登輝辦公室表示,李登輝與夫人等一行的台灣、日本文化、學術交流暨「奧之細道」探訪之 旅,承蒙台灣及日本各界關心,李登輝特別指示轉達誠摯謝意。【中央通訊社】 |
5月24日
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前總統李登輝即將於本月底啟程進行為期十一天的日本之旅,由於此次是李登輝卸任總統後,首度造訪日本首都東京,且將首度發表演講,因此備受各界矚目,日本媒體連日來也多所報導。 探訪日本十七世紀俳句詩聖松尾芭蕉所走過的「奧之細道」是李登輝的宿願,李登輝將此次訪日定義為「學術交流及探訪『奧之細道』之旅」。 李登輝在夫人曾文惠及家人的陪同下,將於本月三十日抵達日本成田國際機場,之後在東京御台場稍做休息,然後到國際研究交流大學村參觀。三十一日下午到位於深川的芭蕉舊居及紀念館參觀。 六月一日,李登輝將出席曾於日本統治台灣期間擔任民政主管的後藤新平一百五十年冥誕紀念典禮,接受第一屆「後藤新平獎」的頒獎。 並在得獎後以「後藤新平與我」為題發表紀念演講。中午過後,搭車經由千住大橋前往日光東照宮。千住是松尾芭蕉走訪「奧之細道」的出發點,具有象徴意義。 六月二日,李登輝一行人搭乘東北新幹線從東京出發前往仙台,到松島、瑞巖寺、鹽釜神社等被列為「奧之細道」名勝遊覽。六月三日下午前往「奧之細道」的名寺立石寺。二、三日兩天都下榻松島一帶的旅館。 六月四日,前往平泉的中尊寺、奧州市的後藤新平出生地及紀念館、盛岡市的新渡部稻造舊居及紀念館。傍晩搭乘秋田新幹線前往秋田縣的田澤湖。六月五日下午前往角館,參觀古代武士宅邸,之後參觀田澤湖、田澤湖高原。四、五日兩天都下榻仙北市的旅館。 六月六日前往象潟的坩滿寺,下午兩點到國際教養大學發表一場演講,題目為「日本的教育與台灣 我所走過的道路」,之後在該大學參觀訪問,並與來自台灣的留學生們舉行座談會。晩間,搭飛機回到東京。 六月七日中午過後訪問拓殖大學。下午五點,李登輝將在東京大倉飯店以「二零零七年及其之後的世界情勢」為題發表演講。當晩,將參加一場盛大的歡迎宴。 六月八日上午到鎌倉參觀名勝古蹟。晩間,在大倉飯店,李登輝夫婦將舉行一場答謝宴。 六月九日上午十一點,李登輝將在大倉飯店舉行記者會,然後於傍晩搭機返台。 此次負責擬定日程表的是「亞洲展望論壇」秘書長、也是國際教養大學校長中嶋嶺雄。他表示,上述行程也可能視李登輝夫婦的身體狀況而隨時調整。【中央通訊社】 |
5月25日
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李前總統訪問日本的行程已經敲定,他將帶著夫人曾文惠,媳婦張月雲和孫女李坤儀一起,預定在 5月30號出發前往東京,展開11天的學術交流與奧之細道探訪之旅,這是李前總統在卸任總統後首次造訪東京,根據了解,他將會見到前後任的首相,小泉以及安倍晉三等政要. 前總統李登輝即將在30號出訪日本,這次他將帶著夫人曾文惠,媳婦張月雲和孫女李坤儀同行.李前總統把這趟日本行,定調為學術交流及奧之細道探訪之旅,為期十一天. 第一天就先抵達東京,這可是李前總統在卸任之後,第一次造訪東京,因此別具意義.接下來,他會到日本詩聖松尾芭蕉所走過的奧之細道探訪,一了長久以來的宿願.6月一日,領取第一屆後藤新平獎,之後幾天,也陸續安排在參訪大學演說,6月8日,日本政要和學術界,將為他舉辦一場答謝宴. 一行人在6月9號搭乘華航ci101班機返回台灣.李前總統的日本行,在東京都知事石原慎太郎,以及駐日代表處居間穿梭下,除了檯面上的行程,私下將安排會見前後任首相,小泉和安倍晉三等政要,所以和2001年赴大阪裝心臟支架, 以及2005年名古屋,京都的回憶之旅比起來,這趟日本行,預料將有進一步突破.【台湾・民視】 |
5月25日
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台湾の李登輝前総統(84)が30日から訪日する。総統退任後3度目で、今回初めて講演や東京訪問をする。李氏は24日、朝日新聞の取材に対し、目的が「観光と学術交流」であると強調した。李氏を「台湾独立派の親玉」と警戒する中国の対応は、李氏の来日後の言動にかかっている。 李氏は東京などで国際情勢などをテーマに3回の講演を予定。「奥の細道」ゆかりの東北地方を回り、最終日の6月9日には記者会見も設定している。 李氏は「奥の細道は一度は歩いてみたかった。講演も文化学術的で政治的な宣伝じゃない」と説明。予想される中国の反発に対しては「中国もソフトになったし、賢くなった」と楽観している。 李氏は01年に病気治療を理由に訪日。04年には北陸などを観光で訪問。いずれの訪日時も中国は日本に強く抗議した。 総統引退から7年がたち、公職にない李氏は形式上は私人だが、独立派政党「台湾団結連盟」の精神的指導者で、次期総統選の与党民進党候補、謝長廷(シエ・チャンティン)氏とも親しい李氏には一定の政治的影響力がある。 01年や04年に日本政府は観光ビザの発給をたてに講演や会見の自粛を李氏に要請したが、台湾向け観光ビザは05年に免除された。今回、首相官邸や外務省で協議した結果、講演の容認を決めたという。発言内容も基本的に制限しない構えだ。 日本側は、李氏の訪日が「観光と学術交流」の枠内で終われば中国の批判は原則論にとどまると見る。ただ、中国は台湾問題には歴史問題以上に敏感だ。温家宝首相は今年4月の来日演説で台湾問題を「中国の核心的利益」と強調。日本側にクギを刺した。【朝日新聞】 |
5月25日
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台湾の李登輝前総統が、夫人らとともに、今月30日から文化交流などの目的で、 日本を訪れ、都内で初めて、講演や記者会見を行うことになりました。【NHK】 |
5月27日
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台湾の李前総統、30日来日 政治的発言を外務省けん制 中国の反発必至 台湾の李登輝前総統が30日から6月9日まで日本を訪れる。観光目的の私人の立場のため、政府は一般の台湾人観光客と同様、ビザ(査証)を免除して入国を認める方針だ。しかし、退任後初めて立ち寄る東京で、講演や記者会見を行う予定もあり、中国側の反発は必至。李氏が政治的な発言を行えば、改善しつつある日中関係に深い亀裂が入る恐れがある。 李氏は退任後の2001年4月に心臓病の治療で、04年12月には観光で日本を訪問。今回は、国際教養大学の中嶋嶺雄学長の招きに応じて、6月2日から6日まで、松尾芭蕉の「奥の細道」ゆかりの地である宮城、岩手、秋田の三県を訪れる。 前回までは、政治的な発言を控えた李氏だが、今回は6月1日に都内で開く社会の発展に寄与した人に贈る「後藤新平賞」の第一回授賞式に出席。7日は都内ホテルで「2007年以降の世界情勢」をテーマに講演、9日には記者会見を行う。 李氏の訪日に際し、中国側は過去2回とも日本を非難している。今回、李氏が政治的な発言を行えば、今まで以上に非難のトーンが上がるのは避けられず、外務省幹部も「講演の内容にもよるが、政治的な発言をすれば、(日本政府も)本人に強く抗議することになるだろう」と強くけん制する。 4月の安倍晋三首相と温家宝首相の会談後、日中は良好な関係を保っている。6月6-8日にドイツで開かれる主要国首脳会議(サミット)では、安倍首相と胡錦濤国家主席の首脳会談を開く方向で調整が続いている。 現役を退いたとはいえ、台湾独立派の「精神的支柱」である李氏の言動によっては、中国側が会談を拒否する可能性もある。4月に合意した、東シナ海のガス田開発の局長級交渉が始まるなど、日中の懸案事項が動き始めている時期だけに、「水を差す事態だけは避けたい」(外務省幹部)と神経をとがらせている。【北海道新聞】 |
5月28日
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前總統李登輝將於30日展開11天的日本參訪行程,李前總統除了首度從東京進出外,還會在東京進行公開演講,並接受「後藤新平獎」頒獎,而最重要的是,李前總統這次終於可以走一趟17世紀的詩人松尾芭蕉走過的「奧之細道」,完成自己的畢生心願。 30日起李前總統將再度訪日,進行為期11天的學術交流演講行,這趟行程對李前總統來説意義非凡,因為這是他二次大戰以後首次來到東京,除了將會親自進行兩場演講,和當地留學生座談對話以外,還會接受象徴他對民主化貢獻的「後藤新平獎」。 而這次李前總統更要完成他畢生心願,走訪十七世紀日本詩人松尾芭蕉旅行的道路奧之細道,一路經過仙台岩手盛岡秋田等地,參訪當地寺廟名勝,親自體驗詩人芭蕉的恬適意境。 之前訪日的承諾李前總統將親自實踐,對李登輝來説,此次赴日踏上東京意義非凡,在學術上與政治上會擦出什麼火花,令人期待。 【東森新聞】 |
5月28日
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前總統李登輝這次訪日,除了進行學術交流和完成畢生心願走訪奧之細道外,東森新聞今(28)日也獨家專訪為李登輝安排訪問行程的學者中島嶺雄。中島教授證實,他的確正在安排李前總統和日本前首相小泉純一郎以及東京都知事石原慎太郎的會面。 李前總統終於能夠踏進東京,這趟日本行背後大功臣,就是秋田國際教養大學校長中島嶺雄,李前總統此行所有細節,都是由中島嶺雄接洽聯繋,雖名為學術交流之旅,但是李前總統將有機會見到日本高層,包括前首相小泉純一郎,及東京都知事石原慎太郎。 強調李前總統純粹是以私人身分訪問,不牽渉到政治,但中島嶺雄也強調絶對沒有受到中共打壓,此外目前日本東京地區痲疹大流行,李前總統的86歳高齡,麻疹疫情似乎不影響訪日決心。 11天的日本行,除了加強學術交流,也是為了一了李前總統走訪奧之細道的畢生心願,但如果真能會見到小泉等日本高層,也將攀上李登輝政治生涯新高峰,絶對精采可期。【東森新聞】 |
5月28日
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日本週一說,前台灣總統李登輝計畫本週訪日,只是觀光旅遊,應該不會影響中日關係。 現年84歲的李登輝在1988年至2000年擔任台灣總統,主張台灣擁有主權,而受北京抨擊。 日本外相麻生太郎與同來漢堡準備參加亞歐外長會議的中國外長楊潔篪互相討論了李登輝訪日議題。「中方表達對這項訪問的關切,因為這可能有政治意涵,」日本外務省發言人坂場三男在簡報會上說。 他說:「日本外相告訴中國外長,據我們所知,李先生 訪日的目的是觀光及文化活動。我們了解這次訪問不會 對我們的關係造成任何政治影響。」 李登輝上次訪日是在2004年12月至2005年1月期間,當時 北京對此極為不悅。李登輝後來還計畫在2006年9月訪 日,而在中國警告東京這可能損害雙方關係後,李登輝 以健康理由取消訪問。【台湾Reuters】 |
5月29日
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台湾の李登輝前総統が6月3日に仙台市を訪れる日程が固まり、村井嘉浩知事が訪日歓迎パーティーに公務として出席することが28日、決まった。 李氏は30日に東京に到着し、6月3日に仙台市内で開かれるパーティーに出席する予定。 パーティーは民間団体「日本李登輝友の会県支部」「県日台親善協会」の共催で、県議や経済界有志ら約100人が参加する。村井知事は、親日家の李氏と親交を深めることで、県と台湾の経済、文化交流の促進を図るとみられる。 李氏は9日まで日本に滞在する予定で、多賀城市や塩釜市、松島町なども訪ねるという。 県と台湾の間では、2004年9月からエバー航空(台湾)の仙台―台北線が週2便運航されており、観光交流が活発化している。【河北新報】 |
5月29日
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【花岡信昭の政論探求】李登輝氏来日めぐる「成熟度」 注目すべきは、中国当局が比較的おとなしいことと、日本の政府・外交当局の静かな対応だ。すでに私人なのだし、大騒ぎすること自体がおかしいのだが、ようやく李登輝氏来日をめぐって成熟した環境が訪れたということか。 日本側の態度としては、観光ビザ免除によって来日阻止の「手立て」がなくなったという事情もあるようだが、首相官邸と外務省が詰めた結果、講演内容にもとくに注文はつけないことにしたらしい。安倍晋三首相の意向が反映されていることは言うまでもないが、そこに安倍政権発足以後の日中関係の微妙な力学変化もうかがえる。 李登輝氏は世界の政治指導者OBの中で、おそらくは日本を最もよく知り、かつての日本人の「恥の文化」「公の意識」といった伝統的精神(いまや見る影もないのが実態だろうが)を最大限に尊重してくれる人である。その李登輝氏からわれわれは、日本には「武士道」という気高い精神があったことを改めて教わったのだ。 2年前、台北郊外の別荘に伺ったことがある。中国が台湾独立阻止を狙って打ち出した反国家分裂法制定の直後だったが、「あんなもの、国内政局が背景にあるんだろ」と、いともあっさり切って捨てたものだ。 帰りがけ、「ちょっと見ていくかい」と、地下の書庫に案内された。まるで図書館のような広い書庫には、木製の重厚な書棚が並び、日本の書籍で埋まっていた。著名な作家や論客などの全集のたぐいは言うに及ばず、岩波文庫は全巻そろっていると言う。 驚いたのは、われわれもまだ読んでいないような近刊本が相当数にのぼったことだ。届けられたばかりと思われる段ボール箱がいくつも積まれていた。 中国当局は李登輝氏を「台湾独立派のボス」と断じているが、李登輝氏はリアリズムを踏まえた理性的な政治家である。ときに踏み込んだ発言をしてみせても、透徹した政治判断が背景にある。 中台関係は日本にとって生命線であり、台湾海峡は重要なシーレーンだ。ここで不測の事態が起きたら、日本は日米中台の入り組んだ関係の中で、戦後最大級の困難な判断を迫られることになる。 李登輝氏を歓迎し、親密な関係を中国側に見せつけるのがいい。それは何につけ居丈高な中国に対する貴重な牽制(けんせい)作用も生むはずだ。李登輝氏来日の「政治利用」というわけではないが、日本外交にとって「たくましさ」を示すためにも格好のチャンスである。(客員編集委員 花岡信昭)【産経新聞】 |
5月29日
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ドイツを訪れている麻生外相は28日(日本時間同日)、中国の楊潔●(●は竹かんむりに褫のつくり=ヤン・チエチー)新外相とハンブルク市内で初めて会談した。楊氏は、台湾の李登輝前総統が30日から私的に訪日することについて懸念を表明。安倍首相が先週提唱した地球温暖化対策に世界全体の参加を呼びかける戦略「美しい星50」に対しては「協力を具体化させていくことを希望する」と前向きに応じた。 日本側の説明によると、李前総統来日に関して楊氏が「訪日が政治的色彩を帯び中日関係発展を阻害することを懸念している」と提起したのに対し、麻生氏は「今回は観光、文化交流で政治活動は行わないと理解している」とし「日中共同声明にある日本政府の立場に何ら変更はない」と説明した。【朝日新聞】 |
5月29日
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アジア欧州会議(ASEM)外相会議に出席するため、ドイツを訪問している麻生外相は28日午前(日本時間28日夕)、ハンブルク市内のホテルで中国の楊潔チ外相と会談し、4月の日中首脳会談での合意などを生かして、日中関係をさらに発展させていくことを確認した。 楊外相は、台湾の李登輝・前総統が近く来日することについて、「適切に処理することが日中関係の安定にとって大事な基本政策だ。政治的色彩をおびて両国関係の発展を阻害する」と懸念を伝えた。麻生外相は「今回の(李氏の)訪日は観光旅行および学術交流で、政治活動ではない」と理解を求めた。 4月に就任した楊外相との日中外相会談は初めて。両外相は北朝鮮の核問題、拉致問題で、両国が緊密に協力することも確認した。 麻生外相は、安倍首相が地球温暖化問題について、世界の温室効果ガスの排出量を2050年までに半減させることなどを柱とした基本戦略「美しい星50」を提唱したことを説明。6月中に東京で環境問題に関する次官級協議を行う意向を伝えた。楊外相は「積極的に考えたい」と応じた。(「楊潔チ」の「チ」は竹かんむりに「褫」のつくり)【読売新聞】 |
5月29日
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前總統李登輝將在明天飛抵日本進行為期十一天的訪 問,外交部今天指出,這趟私人訪問的行程主要由李登輝日本友人籌畫安排,外交部提供必要的行政協助。另外,外交部也掌握到中國對李登輝此行所欲進行的演講及拜會日本政界人士, 向日方表達強烈關切。 八十四歲的李登輝將在五月三十日啟程赴日進行台日文化、學術交流暨「奧之細道」探訪之旅,六月九日返台。這次是他卸任總統後,第三次訪問日本。前兩次訪問分別是2001年四月和 2004年十二月。 外交部發言人王建業受訪時指出,李登輝前兩次訪問日本時,曾遭到中國的強烈關切,這次當 然也不例外,特別是李登輝此行是否會接觸日本政界高層人士。 根據朝日新聞報導,日方以前曾在核發觀光簽證時要求李登輝自我約束,不要召開記者會和發表演講。不過,這次李登輝不但計畫要在東京舉行記者會,將在日本東京等地發表三場演講, 也獲得日本政府表示,不會對他的演講內容加以設限。【中央通訊社】 |
5月29日
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前總統李登輝將在明(30)日飛往日本走訪奧之細道,並進行文化、學術交流訪問,外交部29日上午指出,李登輝此次私人訪問主要由其日本友人籌畫安排,外交部提供必要的行政協助;另外,外交部也掌握到中國對李登輝此行所欲進行的演講及拜會日本政界人士,向日方表達強烈關切。 84歳的李登輝將在明日赴日進行「奧之細道」探訪之旅,完成畢生心願,預定6月9日返台。這次是他卸任總統後第三度訪問日本。前兩次訪問分別是2001年4月和2004年12月。李登輝此次還將進行學術交流和完成,踏進東京,為其安排行程的秋田國際教養大學校長中嶋嶺雄透露,李登輝將有機會見到日本高層,包括前首相小泉純一郎,及東京都知事石原慎太郎。 外交部發言人王建業今天上午受訪時指出,李登輝前兩次訪問日本時,曾遭到中國的強烈關切,這次當然也不例外,特別是李登輝此行是否會接觸日本政界高層人士。 李登輝此行計畫要在東京舉行記者會,將在日本東京等地發表三場演講,也獲得日本政府表示,不會對他的演講内容加以設限。【東森新聞】 |
5月29日
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台湾の李登輝前総統(84)が30日朝、台北発の中華航空機に搭乗し、同日午後、成田空港に到着する。李氏の訪日は総統退任後3回目で、今回初めて東京を訪問する。文化・学術交流を目的とする「私的な観光旅行」との位置付けだが、記者会見や講演も予定されている。【時事通信】 |
5月29日
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台湾の李登輝前総統(84)が30日からの来日に続き、来月中旬にも再び日本を訪れる計画があることが二19日、日台関係筋の話で分かった。 短期間での再来日が実現すれば、李氏を「台湾独立派の中心人物」とみなしてきた中国が強く反発することが予想される。 関係筋によると、李氏の再来日の目的は来月20日に東京都内で行われる元参院議員で、今年三月に死去した椎名素夫氏の「しのぶ会」への出席。椎名氏と親交の深かった李氏は私人の立場で列席するが、多数の有力政治家も出席するとみられ、李氏と接触し意見交換する可能性がある。滞在期間は6月18日-21日と短期間の予定だ。 李氏は今月30日から6月9日まで日台学術交流団体「アジア・オープン・フォーラム」の招きで来日。観光旅行が主な目的だが、東京などで講演も行う。 日本政府は2005年から台湾住民の観光ビザを免除しており、李氏の訪日にもビザ免除が適用される。 短期間の相次ぐ来日が実現すれば、中国への配慮から李氏の来日に慎重姿勢を示してきた日本政府は新たな局面に立たされる。 李氏は2000年に台湾総統を退いた後、01年4月には心臓病の治療で、04年12月には観光目的でそれぞれ来日している。【東京新聞夕刊】 |
5月29日
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中国外務省の姜瑜副報道局長は5月29日の定例記者会見で、台湾の李登輝前総統(84)が5月30日から私的に訪日することについて、「中国政府は日本政府に対し、台湾問題において日本政府が実際の行動によって承諾を恪守し、台湾独立分裂勢力に政治舞台を提供しないよう厳正に交渉している」と強く反発した。 姜副報道局長はまた、多年の言行から、「李登輝氏は急進的な台湾独立分裂勢力の中心人物であることが十分証明されている」と李登輝氏の訪日活動を許可した日本政府をけん制した。 関係筋によると、李登輝氏は今月30日から6月9日まで日台学術交流団体「アジア・オープン・フォーラム」の招きで来日。観光旅行が主な目的だが、東京などで講演も行う。 日本政府は2005年から台湾人の観光短期滞在査証(ビザ)を免除しており、今回李登輝氏にも一般の台湾人観光客と同様、ビザを免除して入国を認める方針を示した。【インターナショナルビジネスタイムス】 |
5月29日
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台湾前総統の訪日を非難=「政治舞台提供」に反対-中国外務省 中国外務省の姜瑜副報道局長は29日の定例記者会見で、台湾の李登輝前総統が30日に訪日することについて「われわれは中国の重大な懸念を重視するよう日本側に強く要求している」と述べ、日本の対応を非難した。さらに「台湾独立勢力のために政治的舞台を提供してはいけない」と警戒感を示した。 姜副局長は中国政府が日本側に抗議したことを明らかにし、日本側に「中日共同声明など3つの政治文書の原則を守り、実際の行動で台湾問題に関する約束を体現する」よう要求した。 ただ、中国政府は李前総統に関して公式には「台湾独立分子」と批判しているが、「既に政治的影響力は低くなっている」(日中関係筋)として日中関係改善の流れを重視し、李前総統の日本滞在中の言動などを冷静に見守る方針だ。【時事通信】 |
5月29日
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前總統李登輝明天將訪問日本,進行十一天的台灣、日 本文化、學術交流暨「奧之細道」探訪之旅,六月九日返台,返台當天將分別在東京與桃園機 場舉行記者會。這是李登輝卸任總統後,第三次訪問日本,前兩次訪問分別是2001年四月和 2004年十二月。 李登輝與夫人曾文惠明天抵達日本成田國際機場,稍做休息後,將到國際研究交流大學村參 觀,三十一日下午到位於東京的日本十七世紀俳句詩聖松尾芭蕉出生地及紀念館參觀。 六月一日,李登輝將在東京國際文化會館,接受籐原書店後籐新平會第一次選拔頒贈的「後籐 新平獎」,並發表「後籐新平與我」專題演講。 「後籐新平獎」是為紀念日本明治、大正時期的政治家後籐新平一百五十週年冥誕,獎項旨在 頒發給對國家、區域的發展有貢獻者。 六月二日至五日,李登輝將探訪「奧之細道」,分別參訪宮城縣松島、山形縣山寺、巖手縣平 泉中尊寺、秋田縣象潟蚶滿寺、群馬縣日光東照宮等景點。 六月六日,李登輝將前往秋田參訪國際教養大學,並發表「日本的教育與台灣─我走過來的 路」演講,並與在此校就讀的台灣留學生座談。 六月七日,李登輝參訪東京拓殖大學,且應邀前往日本李登輝之友會,發表「2007年與以後世 界情勢」專題演講。六月八日上午到鎌倉參觀名勝古蹟。 六月九日結束行程,李登輝當天上午十一時在下榻的東京大倉酒店舉行記者會,返回桃園機場 後,於晚間七時三十分在第二航廈舉辦返國記者會。【東森新聞】 |
5月29日
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「東京新聞」晚刊今天報導,預定明天到日本進行卸 任後第三次訪問的中華民國前總統李登輝,在六月九日結束訪問返回台灣後,計劃六月十八日 至二十一日再次訪日,主要是參加三月去世的日本前參議員椎名素夫的追思會。 報導引述消息人士的話指出,李登輝和椎名的交情很深,他計劃以私人的身分參加二十日在東 京舉行的追思會;他這次在日停留的時間是十八日至二十一日。 報導說,許多日本有影響力的政界人士將會出席椎名素夫的追思會,李登輝可能和這些政治家 們接觸、交換意見。 李登輝偕同夫人預定明天到日本訪問十一天,這項台灣與日本之間的文化、學術交流暨探訪之 旅,是李登輝卸任總統後的第三次訪問日本,前兩次訪日分別是:二零零一年四月和零四年十二月。 李登輝將在東京接受藤原書店頒贈「後藤新平獎」,發表「後藤新平與我」專題演講:然後在 探訪「奧之細道」之際,將前往秋田參訪國際教養大學,發表以「日本的教育與台灣–我走過來的路」為題目的演講;回東京後,他將應邀前往日本李登輝之友會,發表「二零零七年與以後的世界情勢」專題演講。 奧之細道位於日本東北,是一處知名歷史古道,「奧」是道路深處之意,「細道」為細長之路。十七世紀日本著名俳句詩人松尾芭蕉記載這段旅程見聞及沿途景色,撰寫成旅遊紀行,且 留下多處吟詠的俳句石碑,行經之路後來稱為奧之細道。 這次訪日,李前總統要完成他畢生的心願走訪奧之細道,一路經過仙台、岩手、盛岡、秋田等 地,參訪當地寺廟名勝,親自體驗詩人芭蕉的恬適意境。 他預定九日結束訪日行程返台。【中央通訊社】 |
5月29日
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前總統李登輝明天即將啟程赴日,這次李前總統的行程安排,卻是從過去透過台灣鋼鐵公司董事長彭榮次的幫忙,換成日本秋田國際教養大學校長中島嶺雄,原因何在?東森新聞的獨家報導。 過去前李總統訪問日本,都可以看到彭榮次的身影跟隨在旁,由於和日本政界相當熟稔,所以李前總統歷次日本行都是由彭榮次協助安排,卻也傳出因為和日本政府在溝通協調過程中,彭榮次因為太顧慮日本外務省的態度,讓李前總統訪日過程綁手綁腳。 93年李登輝訪日,見不到日本政壇重量級人物,單純的純遊山玩水,讓李總統相當不滿;這次 陣前換將,改由日本當地友人秋田國際教養大學的校長中島嶺雄出面,他號稱是日本的台灣通以及中國通,政壇份量十足,這次一出手就讓李前總統可能會見前首相小泉純一郎以及東京都知事石原慎太郎。 11天的日本行,走訪奧之細道看風景恐怕只是其次,真能會見小泉等日本高層,恐怕才是李前總統畢生的心願。【東森新聞】 |
5月29日
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前總統李登輝即將在30日出發前往日本旅遊,對此中國外長楊潔篪,趁著在德國與日本外相麻 生太郎會談時,對日本同意讓李前總統訪日表達不滿,但麻生表示李前總統的訪日無損日中關 係。亞洲和歐盟外長會議,目前正在德國漢堡舉行,與會的日本外相麻生太郎,也趁機跟剛上任的中國外長楊潔篪進行會談,由於前總統李登輝即將在30日前往日本,展開為期11天的文化,學術交流之旅,此行不但要到奧之細道遊覽,而且也將到東京訪問。 不過中國新外長楊潔篪,對於日方同意讓李前總統李登輝赴日,表示不滿與遺憾,他認為日方此舉將對中日關係的發展造成阻礙。 對此,日本外相麻生則表示,李前總統這趟訪日只是單純的旅行,沒有參加任何政治活動,不會損及日中友好關係,此外,雙方也針對東海油田的共同開發,以及溫室效應氣體排放量減半的目標,彼此交換意見。【民視】 |
5月29日
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前總統李登輝即將在5月30日搭乘華航CI100班機,啟程前往日本東京,展開為期11天的訪問, 預計下午1點多到達東京成田機場。由於這是李登輝卸任總統後第一次訪問東京,還將發表公開 演講,因此備受矚目,外界甚至盛傳李登輝可能跟前日本首相小泉純一郎見面,不過至今並沒有得到證實。 由於探訪日本十七世紀時俳句詩聖松尾芭蕉所走過的奧之細道,一直是李登輝的宿願,因此李登輝將此次訪日定義為「學術交流及探訪『奧之細道』之旅」。 李登輝31日下午將參觀位於深川的芭蕉舊居及紀念館,6月1日李登輝將接受後藤新平學會頒發 的「後藤新平獎」,這也是李登輝此行的主要目的之一,他還將以「後藤新平與我」發表紀念演講。 6月2日李登輝一行人將搭乘新幹線,出發前往東北的仙台,開始走訪「奧之細道」,一直到6日 傍晚搭國內班機回到東京,其中6日下午他將到國際教養大學發表演講,題目為「日本的教育與 台灣—我所走過的道路」,之後在該大學參觀訪問,並與來自台灣的留學生們舉行座談會。 7日中午過後李登輝將訪問拓殖大學,下午5點李登輝將在東京大倉飯店以「2007年及其之後的 世界情勢」為題發表演講,當晚將參加一場盛大的歡迎宴。8日晚上李登輝夫婦也將舉行一場答 謝宴。 9日早上李登輝將先在東京大倉酒店舉行記者會,之後搭上華航CI101的班機返,約晚間6點多返 抵國門,隨即在桃園國際機場舉行返國記者會。【Radio Taiwan International】 |
5月29日
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中国、李氏訪日を強くけん制 「約束にもとづく行動、強烈に要求」 中国外務省の姜瑜報道官は29日の定例記者会見で、翌日に控えた台湾の李登輝前総統の訪日について「日本が台湾問題をめぐり(中国側と)交わした約束を実際の行動で示すよう、強烈に要求する」と述べ、李氏を受け入れる日本政府を強く牽制(けんせい)した。 また、外交ルートを通じて中国の立場を日本政府に伝えたことを明らかにした。ただ会見で「抗議」という表現は使わなかった。ドイツでの日中外相会談も28日に予定通り行われており、日中関係が改善に向かう中、中国が抑制的な対応を取ったとみられる。【産経新聞】 |