【栃木県日光市/レストラン「明治の館」】「また来ます！まだまだ歩けますよ。」
李登輝前総統ご一行は、午前8時に投宿先のホテル・オークラを発ち、栃木県日光を訪問された。東北自動車道を経由し、午前10時過ぎ、日光山の入り口である神橋に到着すると、栃木県日台親善協会の宇井肇会長をはじめとする会員、地元住民が多数集まり、小旗を振って一行を迎えた。
日光二荒山神社、輪王寺、東照宮の見学後、ご一行は明治時代の洋館を改装したレストラン「明治の館」で開かれた歓迎会にご出席された。
歓迎会には福田富一・栃木県知事、斎藤文夫日光市長らの来賓も駆け付け盛大に開催された。
李氏の御父上が日光を訪問されたときの写真も会場に飾られ、李氏は感慨深そうに眺めていた
また、レストラン「明治の館」は、16年前にも李氏の御父上・李金龍さんが訪れており、李氏は「日光に寄らずして帰ることは、私の心が許さない。親父が日光を訪れた時は90歳を過ぎていた。私はまだ90歳になっておりませんよ。まだまだ歩けます！また来ます！台湾に帰ったらもっともっと日本文化を勉強しなきゃならん」と力強く語り、万雷の拍手を浴びた。
【東京都足立区千住/千住大橋】日光からの帰途、李登輝前総統は芭蕉の「奥の細道」の起点となった都内足立区の千住大橋を訪れた。芭蕉は、住まいとした江東区の芭蕉庵から隅田川を舟に乗り、千住大橋からみちのくへの旅をスタートさせた。
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