台湾の李登輝之友会と神奈川李登輝友の会が交流 [神奈川県支部 宮本将英]
~児玉神社や台湾少年工の「第二の故郷」大和市などを訪問~
去る6月22日、本会の台湾側カウンターである前総統府国策顧問の黄崑虎総会長を団長とする李登輝之友会の一行30名が来日。本会の本部役員や神奈川県・山梨県支部などと交流し、24日には靖国神社にも昇殿参拝し、26日に帰台されました。
神奈川県支部と交流した6月23日の模様を、同支部の宮本将英氏からお送りいただきましたのでここにご紹介します。【本会メールマガジン『日台共栄』編集部】
台湾李登輝友の会一行約32名が6月22日に来日。翌23日に江ノ島を訪問した。
当日午前8時半、本部の片木祐一、薛格芳、神奈川県支部の呉正男、佐藤雅彦、宮本将英が、一行が滞在しているみなとみらいのパンパシフィックホテルに出迎えた。
午前8時50分、一行を乗せたバスがパンパシフィックホテルを出発し、みなとみらいインターから高速道路に入る。ガイドを務めた許徳聡氏が台湾語で横浜や江ノ島について説明。逗子インターで高速道路を下りて国道134号線を走行。午前10時半ごろ江ノ島に到着。江ノ島では石川公弘神奈川支部長ほか、神奈川支部の役員、高座日台交流の会など約20名が出迎えた。
江ノ島で一行は児玉神社を昇殿参拝。参拝後は山本白鳥宮司と記念撮影。参拝者全員に児玉神社からご誕生150年記念卓上屏風が贈呈された。児玉神社は台湾統治に大きな功績を残した児玉源太郎将軍を祀っており、李登輝前総統の揮毫された扁額が飾られている。また、一部の人は江ノ島神社を参観。その後は江ノ島の入り口付近にある仙水という食堂で昼食。山本宮司や石川公弘神奈川県支部長、黄崑虎・李登輝之友会全国総会総会長らが挨拶した後、乾杯をした。
昼食後、バスで大和市へ移動。バスの中で石川支部長が大和市にある厚木基地と台湾の関係について説明した。(1)戦時中は帝都防衛の第一線基地で、そこに配属されていた局地戦闘機・雷電は、台湾少年工8400名の汗と涙の結晶であったこと。(2)1996年の台湾海峡危機のとき、派遣された米空母インデペンデンスの艦載機は、この基地に所属だったこと。(3)こんど台湾は対潜哨戒機P3Cの購入予算を承認したが、海上自衛隊のP3C部隊の司令部も厚木にあり、将来的には連携関係に入るのではないかということ。台湾少年工だった台中李登輝友の会会長・何春樹氏が通訳した。
午後3時過ぎ、台湾高座会と日本高座会によって1997年10月に建立され,大和市へ寄贈された台湾亭に到着。この日は黄崑虎総会長夫人邱碧玉氏の誕生日のため、みんなでHappy Birthdayを歌ってお祝いした。会長夫人も突然の誕生祝いに感激しておられた。
午後4時ごろ一行はバスで東京へ向かった。日本側の参加者のうち、東京へ同行しない約10名は大和駅付近で下車し、一行と別れた。