3月20日の総統選挙の結果を受け、馬英九氏の総統就任式が台北ドームで開かれた。式典には、事前に欠席を通知していた李登輝元総統ご夫妻も姿を見せた。産経新聞によれば、前夜、馬総統本人が直接電話で李氏に出席を懇願したという。
日本からは石原慎太郎・東京都知事や日華議員懇談会の平沼赳夫会長、中田宏・横浜市長ら70人あまりの国会議員や知事らが出席した。
しかし、就任演説では日本に関する言及が全く無く、式典後に開かれた馬氏との昼食会で平沼氏が「4年後の就任演説でははっきりと『日本』と入れていただきたい」と苦言を呈したとのこと。
報道によれば、石原都知事が、就任演説で日本に言及した部分がないことに気づき、平沼氏がわざわざ席場で発言したとのこと。
就任演説要旨・全文訳(台北駐日経済文化代表処機関誌『台湾週報』より)
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