本会とも長い交流を持つ台湾の「友愛グループ」(陳絢暉会長)がNHKの福地茂雄会長に抗議書を提出したことを産経新聞が報じました。
実は、友愛グループの陳絢暉会長には訪台した折に「台湾教育のメッカ」と言われ、六士先生が鎮まる芝山巌公園をご案内いただいたり、最近では青年部が友愛グループの月例会に参加、また幹事長の張文芳氏に屏東にある鳥居信平の地下ダム二峰[土川]をご案内いただいたりと、何かとお世話になっています。
そのようなご縁で、友愛グループがまとめた「NHKへの抗議と訂正を要望」と80名が署名した原本がまず本会に届きました。NHKに握りつぶされることを懼れての措置だったそうです。そこで、柚原正敬事務局長は「台湾の人々の期待に応えて欲しい」との添書を同封し、「NHKへの抗議と訂正を要望」が届いたその日のうちに福地会長宛に送っています。番組に出演した藍昭光氏も加わった80名の自筆の署名は迫力があります。
下記にその全文をご紹介しますが、張文芳氏は本会に原本を送ると同時に、台湾にあるNHKをはじめとしたメディアの全支局へコピーを送付するという周到さです。
福地会長自身が果たして回答してくるかどうか見ものです。NHKから回答があれば、すぐ本会にも連絡していただく予定ですので、そのときはご紹介します。
また、NHKは6月17日、プロジェクトJAPANのホームページに「『アジアの“一等国”』に関しての説明」を掲載した際、「NHKは『柯徳三さんや蒋松輝さんから抗議を受けているということはありません』」と説明しているが、NHKはこの説明を書き換えなければなりません。そして、出演者の藍昭光氏は放送法に定める「本人」であり、友愛グループは「直接関係人」と言えますから、NHKは訂正放送について規定した放送法第4条に従った行動を取らなければならないのです。
≪第4条 放送事業者が真実でない事項の放送をしたという理由によつて、その放送により権利の侵害を受けた本人又はその直接関係人から、放送のあつた日から3箇月以内に請求があつたときは、放送事業者は、遅滞なくその放送をした事項が真実でないかどうかを調査して、その真実でないことが判明したときは、判明した日から2日以内に、その放送をした放送設備と同等の放送設備により、相当の方法で、訂正又は取消しの放送をしなければならない。≫
なお、友愛グループの住所や電話番号などは省略させていただきました。