4月5日にNHKが放送した「NHKスペシャル シリーズ JAPANデビュー・第1回『アジアの一等国』」の内容や取材・制作に関し、一昨日の7月24日、本会の小田村四郎会長は水島総・「NHK『JAPANデビュー』」を考える国民の会代表、松浦芳子・草莽全国地方議員の会代表、永山英樹・台湾研究フォーラム会長との連名で、福地茂雄・NHK会長宛に「NHKに対する質問と公開討論会の要請」を送達した。

質問と公開討論会の要請に至る抗議や非難の経緯が詳細に記され、6点について質問している。ところが、1点1点の質問はなぜその質問に至っているかの前提を述べた上で、「そこで問う」として、鋭利な小刀でえぐりとるような質問内容となっている。

質問はいずれも「ヤラセ取材」「捏造」という疑義に関するもので、あの番組の取材・制作の実態を白日の下にさらすためには必ずや発せられなければならない重要な質問ばかりであり、現地取材を重ねてきた日本文化チャンネル桜の協力なくしてはできなかった質問内容だ。

それ故に、NHKは公開討論に応ずるべきだとする論理的かつ説得力にあふれる要請に対し、果たしてNHKはなんと答えてくるのか楽しみである。また、質問への答え方によっては裁判に影響するだけに、NHKも「回答」にはかなり苦慮するだろう。

ここにPDFファイルで「NHKに対する質問と公開討論会の要請」の全文をご紹介したい。