20091216

車椅子の出席者と膝を折って乾杯する齋藤大使(右)

16日夜、台北市内の国賓飯店で天皇誕生日と御在位20年を祝う祝賀会が開かれ、本会事務局も出席した。会場入り口では、20日に離台する齋藤正樹・駐台大使ご夫妻が出席者を出迎え。台湾政府側からは、王金平・立法院長、楊進添・外交部長、彭栄次・亜東関係協会会長らが出席した。また、辞任の経緯が物議を醸したこともあり、日台のメディアも多数集結した。

冒頭、齋藤大使が挨拶に立ち、台湾で天皇陛下の御在位20周年と誕生日を祝賀できる喜びを語るとともに、今年実現した日台ワーキングホリデー制度や羽田・松山空港間の航路開設(実施は来年10月予定)に言及した。また、最後に自身の離任に触れ、1年5ヵ月という短い期間だったが、皆さんのお力添えによって任を果たすことができ感謝に堪えない、などと述べた。台湾側からは、揚外交部長が祝辞を述べたが、齋藤大使の離任には触れなかった。また、訪台中の井上信治・自民党青年局長も登壇し、挨拶した。

出席者は昨年と同じく600人前後。会場からは、齋藤大使の離任を惜しむ声が多く聞こえた。