李登輝元総統「尖閣は日本の領土」
黄昭堂主席「領土を守る決意のない国に所有権を主張する権利なし」
9月23日から開催された第14回を迎える日本李登輝学校台湾研修団は27日、李登輝校長の講義と修了式を終え、無事に5日間の日程を終えました。研修は淡水での講義のほか、台中近郊での野外研修も実施されました。
今回は、日中が尖閣諸島問題で揺れるさなかの開催でした。24日午前の講義では、黄昭堂・台湾独立建国連盟主席が「従来の日本政府は弱腰だったが、今回はよくやっている。頑張ってほしい」とまで発言されたのに、その午後には「船長釈放」との速報。ガッカリされる黄主席を思うと何ともやりきれません。
李登輝元総統も講義で「尖閣は日本の領土」と何度も明言。覇権主義を露わにする中国に対抗するため、日本と台湾の李登輝学校卒業生(台湾側およそ2000名、日本側およそ400名)がもっと声を上げていかなくてはならない、などと述べられました。