群馬県には、今でも台湾で尊敬されている人物が多く、これまで「台湾紅茶の父」新井耕吉郎、「最後の台南市長」羽鳥又男、「台湾風土病の撲滅」羽鳥重郎、芝山巌事件で斃れた六士先生の一人の中島長吉、「台湾図書館の父」石坂荘作などが知られています。
瀧野平四郎(たきの・へいしろう)という人物も「水道の恩人」として尊敬され、記念碑まで建てられています。実は、この瀧野の事跡を見出したのが本会理事で群馬県支部長の山本厚秀(やまもと・あつひで)氏です。山本氏は3年前に偶然目にしたある掌編で瀧野のことを知りましたが、群馬県内で聞いても名前さえ知らない人がほとんどで、どういう人物なのかも掌編以上のことは分からなかったそうです。そこで、残されていた写真を手掛かりにお墓を探し、お墓からご遺族を探し当て、記念碑が建立されていたとされる雲林県古坑郷を訪ねるなど、苦労の末に瀧野の事跡を明らかにしていったそうです。
山本氏には昨年8月の第30回台湾セミナーで「芝山巌事件と中島長吉先生」をテーマにお話しいただいていますが、今年最後となる台湾セミナーで山本氏を講師に招き、瀧野平四郎の詳しい事蹟や、見出すまでのご苦労などを交えてお話しいただきます。
セミナー終了後は、講師を囲んで懇親会を開きます。ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。
記
◆日 時:平成30年(2018年)11月24日(土)午後2時30分〜4時30分(2時開場)
◆会 場:文京区民センター 3-C会議室(東京都文京区本郷 4-15-14 TEL:03-3814-6731)
【交通】 都営地下鉄:三田線・大江戸線 春日駅 A2出口 徒歩2分
東京メトロ:丸ノ内線・南北線 後楽園駅 4b出口 徒歩5分
JR総武線 水道橋駅 東口 徒歩10分
◆演 題:台湾で尊敬される「水道の恩人」瀧野平四郎
◆講 師:山本厚秀氏(日本李登輝友の会理事)
[やまもと・あつひで] 昭和20年(1945年)9月、東京生まれ。1968年、日本大学理工学部工業化学科卒業。同大学理工学部副手をつとめるも2年後に退職。その後、化粧品関係の研究開発の技術職を経て前橋工場長をもって1979年に退職。以後、自営業(シルバー人材センター)にて今日に至る。2012年、高崎に台湾文化研究会を創設(翌年、台湾悠遊倶楽部に改称)。2015年2月、本会群馬県支部を設立して支部長に就任。同年3月、本会理事に就任。
◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生)
*当日ご入会の方は会員扱い
◆申込み:こちらのお申込フォームをご利用になるか、「お名前・ふりがな・メールアドレス・性別・ご住所・お電話番号・会籍(会員、一般、入会希望のいずれか)・懇親会の出欠」を明記のうえ、メールもしくはFAXにて下記の本会事務局までお申し込みください。*11月22日(木) 締切
◆懇親会:講師を囲んで会場の近くにて [参加費=3,000円 学生:2,000円]
◆主 催:日本李登輝友の会
〒113-0033 東京都文京区本郷2-36-9 西ビル2A
TEL:03-3868-2111 FAX:03-3868-2101
E-mail:info@ritouki.jp