本日午後2時46分ごろ、三陸沖を震源とするマグニチュード8.8という巨大地震が発生、宮城県では震度7を観測し、東京も震度5強だったそうで揺れに揺れました。

犠牲者の方々のご冥福をお祈りするとともに、被災地の皆様には頑張れとしか言いようがありませんが、世界中がこの非常事態に対応する日本人の冷静さと整然とした様子を讃えています。

本会とゆかりの深い台湾からは、李登輝元総統や蔡焜燦先生(李登輝民主協会理事長、台湾歌壇代表)をはじめ多くの方からお見舞いをいただいています。

李登輝元総統からは地震が発生した11日深夜、お見舞いのお言葉をいただきました。

1999年9月21日の「台湾大地震」のときに総統として陣頭指揮を取られた李登輝先生ならではの深い思いのこもる優渥なお見舞いのお言葉です。お心遣いに心から感謝申し上げ、下記にご紹介します。

日本李登輝友の会の皆様・日本の皆様

日本観測史上最大の「東北・太平洋沖地震」の発生をテレビで知りました。

津波で押し流された家や車、そして、火災、家に戻れない方々。亡くなった方もおられます。負傷者もおられます。次々報道される災害状況を見て、1999年9月21日、台湾で起きた大地震を思い出すと同時に、現在の日本の皆様の不安や焦り、悲しみなどを思い、私は刃物で切り裂かれるような心の痛みを感じております。

人間には力の及ばない大自然の猛威を前に、畏敬の念は抱いても、決して「運命だ!」とあきらめないでください! 元気を出してください! 自信と勇気を奮い起こしてください!

今は、一刻も早く地震の余波が収まることと復旧を、遠い台湾の空の下でお祈りしております。

台湾元総統 李登輝
2011年3月11日午後8時