台湾の歌人で『台湾万葉集』を著して日本人を瞠目させた孤蓬万里(こほう・ばんり)こと呉建堂(ご・けんどう)氏が「万葉の流れこの地に留めむと生命のかぎり短歌詠みゆかむ」として「台湾歌壇」前身の「台北歌壇」を創設したのは、戒厳令下、集会の自由が禁じられていた1967(昭和42)年のことでした。9年前、呉氏から受け継いで「台湾歌壇」に正名したのが蔡焜燦(さい・こんさん)代表です。
東日本大震災から1ヵ月後、本会のメールマガジン「日台共栄」で「日本の復興と繁栄を祈る『台湾歌壇』の人々」として、「台湾歌壇」の方々が被災者に献詠する短歌を紹介したところ、大きな反響を巻き起こしました。
「台湾歌壇」の歌会誌『台湾歌壇』第15集ではその短歌などを収録、次の第16集では「NHKのど自慢」を詠った歌なども収めています。そして、「歌壇の存在を知って、日本を愛し日本語を学んでいる若い人達が自発的に入会」しているという「真に喜ばしい事」(蔡代表)を反映して編まれたのが、このたび刊行された第17集です。収録は約900首、読み応えがあります。
この「台湾の心」満載の『台湾歌壇』を日本で読みたいというご要望に応え、「台湾歌壇」のご協力を得て、ここに第17集をお頒ちいたします。なお、先日ご案内いたしました『台湾歌壇』の第15集・第16集は大変好評につき、予定数を完売しました。お求めいただいた皆様には御礼申し上げるとともに、売り切れでご迷惑をお掛けした方々にお詫び申し上げます。
◆頒布価格 会員=1部:1,000円 一般=1部:1,200円
*入会希望の方は会員価格
*送料=1部:160円 2部以上:実費(日本国内のみ)
◆お支払い 代金後払い(郵便局・銀行) *本とともに請求書と郵便払込取扱票を同封。
◆頒布価格:会員:1,000円 一般:1,200円
*入会希望者も会員価格 *送料=1部:160円 2部以上:実費(日本国内のみ)