日台間には姉妹都市や友好交流都市など自治体同士の提携をはじめ、投資協定や航空自由化協定、産業提携覚書を締結し、本年4月には懸案だった日台漁業協定を17年越しで締結するなど、さまざまな分野で提携関係が進み、日本と台湾の関係は良好そうに見える。
台湾の馬英九政権も、2008年5月の発足以来、台湾の有識者などから中国傾斜の危険性が指摘されてきたが、漁業協定を機に最近は米国寄りのスタンスも見せている。しかし、一方で中国との統一のステップだといわれる和平協定締結の姿勢も捨てていない。果たして、日本の「生命線」である台湾の真の独立とはどういうことなのか──許世楷・元台北駐日経済文化代表処代表(大使に相当)を講師に迎え第8回台湾セミナーを開催する。
ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。【当日受付も可】
■日 時:平成25(2013)年6月15日(土) 午後6時~8時(5時45分開場)
■会 場:文京シビックセンター 3階 会議室1+2
■講 師:許世楷先生(元台北駐日経済文化代表処代表・津田塾大学名誉教授)
[コー・セカイ] 1934(昭和9)年、台湾・彰化市生まれ。1957年、台湾大学法学部卒業。1959年末、日本国費留学生として来日し早稲田大学大学院修士課程、東京大学大学院博士課程修了(法学博士取得)。津田塾大学助教授を経て1972年、津田塾大学教授に就任。1972~74年、台湾独立建国聯盟日本本部委員長。1987~91年、同聯盟総本部主席。1989~93年、津田塾大学国際関係研究所長に就任。1994年、津田塾大学を辞職し帰国。1998~2004年、静宜大学教授。2000~2004年、総統府人権小組諮詞委員に就任。2004~08年、台北経済文化代表処代表。津田塾大学名誉教授。主な著書に『日本統治下の台湾』『台湾新憲法論』、共著に『日本政治裁判史録』『日本内閣史録』『台湾は台湾人の国』『台湾という新しい国』など多数。
■演 題:台日関係から台湾の前途を考える
■参加費:1,000円(会員) 1,500円(一般)
*当日ご入会の方は会員扱いです。
■懇親会:終了後、講師を囲んで会場の近くにて【社会人:3,000円 学生:1,000円】