6月25日、本会機関誌『日台共栄』6月号(第35号)を発行、会員の皆様に発送いたしました。
今号では、李登輝元総統が新渡戸稲造と後藤新平について取り上げた「新渡戸稲造と私」を掲載しました。死生観についての疑問を氷解させた新渡戸稲造との出会いや、その新渡戸を台湾に招いた後藤新平の事跡について縦横無尽に述べています。2007年に第1回後藤新平賞を受賞されている李元総統にとって、この2人は掌の中のような熟知する人物。筆も軽やかです。
台湾を揺るがした「ひまわり学生運動」については、日本でも屈指の台湾語学者と言われる理事の多田恵氏に執筆いただきました。今回の学生運動を導き出した台湾の社会運動の経緯ついてこれほど詳しい分析は他の追随を許さないようです。
1,500名もの参加者にあふれ、日台のノーベル賞受賞者2人も歌った台中市内で開いた日台合同チャリティー演奏会については、企画・実行した高座日台交流の会会長の石川公弘常務理事にご寄稿いただきました。
5月に開いた21回目となる李登輝学校研修団については、東海大学(台湾・台中市)に留学中の藤倉聡子さんに執筆いただくなど、32ページながら読みどころ満載の号です。
今号の目次は下記の通りです。本会ホームページでは、目次をはじめ、☆印のついた記事をPDF版でご覧になれます。こちらからご覧ください。
【巻頭言】安倍外交と台湾●澤 英武
☆台湾と私(35) 群馬と台湾の深い結びつき●手島 仁
新渡戸稲造と私●李 登輝
☆ひまわり学生運動が切り開いた台湾の新局面●多田 恵
☆次世代へつなぐ日台の強い絆─ありがとう台湾!がんばれ東日本!チャリティー演奏会●石川公弘
☆真の日本を先人の背中に学ぶ─第21回李登輝学校研修団●藤倉聡子
☆手厚い育成ぶりに感激した桜ツアー●柚原正敬
台湾の東京五輪参加名称に関する議案を可決─第12回総会●本誌編集部
祝・蔡焜燦先生が旭日双光章を受章●本誌編集部
李登輝元総統が祝辞で桜寄贈に言及●本誌編集部
事務局だより─李元総統のご寄稿と単行本・宮元陸市長の大奮闘・6月の台湾セミナー
編集後記
日台共栄写真館 平成26年4月26日・5月24日 第17回・第18回の台湾セミナー