228事件の被害者にして、二二八紀念館の日本語解説員をつとめる蕭錦文氏は、この事件の真相をぜひ日本人に伝えたいと思い、著名な歴史学者で国立台北教育大学教授の李筱峰氏が1998年1月に玉山社出版から上梓した『解読二二八』が「私の見聞と体験した事件の真相が書かれている」として、3年の歳月をかけて日本語訳を完成。それが本書だ。
【2009年2月(再販) A5判・並製・204ページ 定価:300元】
翻訳者 蕭錦文 [しょう・きんぶん] 略歴
1926(大正15)年4月8日、台湾・台北市に生まれる。新竹中学校を中退後、無尽会社に勤務するも陸軍志願兵に応募し合格しビルマ戦線に従軍。1946年5月に復員後、義父の経営する新聞社「大明報社」に記者として勤務。1947年、二二八事件処理委員会委員だった義父が政府の追殺から逃走したことで事件に巻き込まれ、行方を探る理由で逮捕。過酷な拷問後、銃殺寸前で釈放。その後、印刷業に携わるも、1997年2月、二二八紀念館の開館と同時にボランティア解説員に志願。2000年からは総統府のボランティア解説員も兼任し現在に至る。翻訳書に李筱峰著『二二八事件の真相』(原題『解読二二八事件』、2009年)。日本語世代台湾人の半生を取り上げた映画「台湾人生」(酒井充子監督)に登場する5人のうちの1人。
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