20150726-01日本滞在最終日の7月26日、李登輝総統はホテル内で答礼宴を開き、相沢光哉・宮城県日台親善協会会長、嶋津紀夫・本会宮城県支部長、江口克彦・参院議員夫妻、梅原克彦・本会常務理事夫妻、柚原正敬・本会常務理事、辻井正房・本会常務理事、杉本拓朗・本会青年部長、カメラマンの淺岡敬史氏などを招かれ、今回ご来日のご感想などを述べつつ昼食をとられました。

その後、今回のご来日最後の訪問地となる岩沼市の「千年希望の丘」へ向かいホテルを後に。

千年希望の丘では、菊地啓夫・岩沼市長や、千年希望の丘の命名者で、この丘を造成した井口経
明・前岩沼市長、丘の造成に全面的に協力した森の防潮堤協会理事長で輪王寺住職の日置道隆氏な
ど、また被災者の方々がお待ちになっていました。

20150726-02この日の仙台市や岩沼市は晴天に恵まれ、真夏日。しかし、海に近いため風が通ります。慰霊碑
の前まで進んだ李総統は粛々と献花。その後、菊地市長とともに鎮魂の鐘を打ち鳴らしました。

そして、仮設テントに控えていた井口前市長や日置住職、被災者の方々の手を握りながら「大変だったと思うがよく頑張ってくれました。ご苦労さまでした」と励まされました。

その後、李元総統は千年希望の丘を後に仙台空港へ。空港の貴賓室では村井嘉浩・宮城県知事夫
妻がお見送りに来ていて、1時間ほど談笑されました。

午後3時55分、李元総統は貴賓室を出られ、定刻午後4時5分発のエバー航空機に向かわれると、はからずも「李登輝先生、万歳」の声が挙がり、万歳の声に送り出されるように機内に入って行かれました。

搭乗する飛行機が見える空港の出発ロビーには関係者が残り、飛行機が飛び立つまで名残惜しそ
うに見送っていました。

ご来日を成功裡に終えるよう力を尽くしていただいた関係者のご努力とご協力に改めて御礼申し
上げます。