10月22日、群馬県桐生市(亀山豊文市長)と台湾の雲林県(李進勇県長)が「友好連携に関する覚書」を締結しました。心から祝意を表するとともに、それを伝える毎日新聞の記事を下記に紹介します。

亀山市長一行は21日、雲林県の李進勇県長を訪問しました。

ちなみに、雲林県の李進勇県長は、昨年11月末の統一地方選挙で中国国民党の候補に約6万票差をつけて当選した民進党所属の県長です。

これで、本会の調査によれば日台間の姉妹都市や友好交流都市などの自治体同士の提携は、今年9月の北海道大樹町と高雄市大樹区に続く38件目となります。

それにしても群馬県は台湾との交流が盛んで台湾との都市間提携は5件にのぼり、日本の自治体として台湾との提携がもっとも多い県です。その5件を年代順に示しますと下記のようになります。桐生市と雲林県の提携で6件目となります。

・2012年12月17日 群馬県と彰化県が友好協力協定を締結。
・2012年12月18日 群馬県と台中市が友好協力協定を締結。
・2013年03月04日 群馬県と高雄市が友好協力協定を締結。
・2013年12月13日 群馬県みなかみ町が台南市と友好都市協定を締結。
・2014年11月07日 群馬県渋川市が彰化県社頭郷と友好交流協定を締結。

◆なお、これまでの日台間の姉妹都市一覧はこちらの「日台姉妹交流」で紹介しています。東日本大震災の翌年の2012年以降、急速に増えていることが特徴です。


桐生市:台湾・雲林県と友好連携 繊維産業が縁

【毎日新聞:2015年10月21日】

桐生市は22日、台湾の雲林県と「友好連携に関する覚書」を締結する。人口約70万人の雲林県は台湾中部に位置し、桐生市と同じように繊維産業と農業が基幹産業。繊維産業が結ぶ縁で、県政府所在地の斗六市など県内自治体との友好・提携を深める。

亀山豊文市長は21日に台湾入りし、台北市で開催中の国際見本市「テキスタイルフェア(台北紡織展)」を訪れ、市内繊維業のトップセールスに取り組む。翌22日に雲林県を訪問し、覚書を交わす予定。19日の定例記者会見で亀山市長は「東アジアの経済の活力を取り入れたい」と語った。

群馬大がすでに台湾の国立虎尾科技大と協定を結んでおり、その縁で今年2月に雲林県の各首長らが桐生市を訪れ、提携への機運が高まっていた。市によると、雲林県の繊維産業はタオル生地が主力で、愛媛県今治市と提携しているという。