11月6日(金)から5日間の日程で行われた「第24回・日本李登輝学校台湾研修団」は最終日の今日、日本交流協会台北事務所文化ホールでの座学を終え、全日程を無事に修了しました。
第4日目となる9日(月)午後には、李登輝学校の校長を務める李登輝総統の特別講義が台北市内のホテルで行われ、李総統は1時間以上立ちっぱなしの講演。その後も、参加者からの質問に丁寧に答えられました。また、李総統は晩餐会にもご出席され、参加者との交流を深められました。
座学では、各界から多彩な顔ぶれの講師の先生方をお招きし、台湾や日台関係への理解をより深めるお話しをしていただきました。今回お招きした講師の先生方とテーマは下記のとおりです。
・迫田勝敏・東京新聞(中日新聞)台北通信員
「2016年、台湾総統立法委員選挙の展望」
・羅福全・元駐日代表、元亜東関係協会会長、国連大学名誉教授
「日本の安保法制と台湾」
・黄天麟・台日文化経済協会会長、元総統府国策顧問、元第一銀行頭取
「馬英九政権の経済政策とこれからの日台関係」
・陳永峰・東海大学(台湾)日本地域研究センター主任
「若い知日世代から見た李登輝哲学」
・沼田幹夫・公益財団法人日本交流協会台北事務所代表
「日台関係の現状と展望」
・蔡焜燦・台湾歌壇代表、李登輝民主協会名誉理事長
「老台北放談 日本の皆さんへ」
また、野外研修では金門島を訪問。日本李登輝学校では、2009年に行われた第12回研修の際に金門島を訪問していますが、やはりなかなか足を伸ばしにくい離島への野外研修ということで参加者の多くが楽しみにされていたようです。
最終日の講義では、前回大変好評だった沼田幹夫・日本交流協会台北事務所代表(駐台大使に相当)をお招きし、交流協会の文化ホールをお借りして講義。大トリを務めていただいたのは、毎回の研修ではお馴染みの「老台北」蔡焜燦先生でした。
今回の研修に際し、ご協力いただいた各方面の皆様にこの場を借りて心より御礼申し上げます。