李登輝総統は13日午後3時、彩排と呼ばれる結婚式の予行練習に出席するため、家族とともに台北市内の濟南教会を訪れた。15日午後に予定されている孫娘・李坤儀さんの結婚式に向けてのもの。
12月7日に退院してから初めて公の場に姿を見せた李登輝総統はタキシードを着用。教会への到着時、報道陣に向けて左右それぞれの手を振って応えた。
右手の人差し指と中指にはまだ多少の麻痺が残り、自宅でリハビリを続けているものの、「(孫娘の嫁入りを控えて)今の心境は」と聞かると「うれしいけど寂しい」とはっきり答えるなど、顔色も良く順調な回復ぶりを見せた。