20160105-01いまやアジア有数の繁栄を謳歌する台湾。その礎は、50年の日本統治時代に築かれたと言ってよい。明治28年(1895年)の台湾統治から120年の節目の平成27年(2015年)は奇しくも戦後70年。

新進気鋭の学者たちが、これまでほとんど知られていない1895年の統治開始と1945年の統治終焉に着目し、一般に「植民地支配」と言われる台湾の統治がどのように行われ、どのように変化したのかを跡づけるとともに、果たして日本の台湾統治は「植民地」だったのかと根源的に問いかける意欲作。また、台湾に言及した安倍首相の「戦後70年談話」の背景に、野党時代の2011年に台湾で行った講演があったことも紹介する。

第1章:日本の台湾領有と憲法問題(松本一輝)
第2章:台湾領有をめぐる日本の反応(加地直紀)
第3章:日本統治下の台湾における地方行政制度の変遷(山形勝義)
第4章:戦前期台湾における地方選挙(浅野和生)
第5章:中華民国による台湾接収の経過(渡邉耕治)
第6章:安倍首相の「戦後70年談話」と台湾(浅野和生)
【展転社  発売:2015年12月  定価:1,836円  四六判・並製・248頁】

浅野和生[あさの・かずお] 昭和34年、東京都生まれ。慶応義塾大学卒業後、同大学大学院博士課程修了。関東学園大学講師、平成国際大学助教授などを経て、平成15年、同大教授に就任。法学博士。主な著書に『台湾の歴史と日台関係』『親台論』など。共著に『日台関係と日中関係』『日米同盟と台湾』『馬英九政権の台湾と東アジア』『台湾民主化のかたち』など。現在、日本選挙学会理事、日本法政学会理事、日本李登輝友の会理事。

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