蘋果日報HPより
総統副総統・立法委員選挙はついに残り一日となった。最終夜の「選前之夜」大集会は、三陣営とも北部で午後7時から行われる。
「勝利確実」との報道も出始めた民進党の蔡英文候補は14日、南部の高雄を出発して台南、嘉義、彰化、台中と、中南部の主要都市で支持を訴える街宣パレードを実施。
今日は台中から北上し、豊原、苗栗、新竹、桃園、新北市三重区、台北市で夕方まで街宣を行う予定だ。
夜には陳建仁・副総統候補と合流し、午後8時過ぎから新北市板橋区で行われる選挙集会（会場：板橋区實踐路と館前東路の交差点）に参加。
その後、台北市の総統府前広場（凱達格蘭大道）の会場に移動し、最後の演説を行って支持を訴える。蔡英文・陳建仁コンビの登壇予定は午後9時半ごろと伝えられている。
そのほか、国民党は新北市板橋区で、親民党は台北市内の陸上競技場で最後の集会を行う。国民党が最後の集会を台北市以外で行うのは初めてのことだという。
中央選挙管理会の規定により、最終日の選挙活動は午後10時まで。それ以降はいかなる選挙活動も禁じられている。また、Facebookやブログなどで特定の候補者への支持を訴えることは、たとえ個人であっても罰則の対象となるので注意されたい。
蔡英文・陳建仁コンビの最後の集会は総統府前広場で午後7時から10時まで
台湾中央気象局の予報によれば、明日投票日の各地の気温は低い気温が続き北部は雨との見通し。
今回の選挙における有権者は1878万6808人。前回の2012年の選挙から70万353人増加している。
この4年間で成年に達し、今回初めて投票する権利を得た有権者（中国語で「首投族」と称される）は129万406人で、有権者全体の6.8%となっている。
前回の投票率は76%だったが、ここ数日寒い日が続いているため、投票率が下がるのではという観測も出ている。
台湾からの連絡によると、昨年11月に軽い脳梗塞で入院し、自宅で静養を続けている李登輝総統は、天気次第で投票するかどうかを決めるとしており、気温の低い状況が明日も続く場合は棄権することになるだろうとしている。
関係者によれば、明日夜の蔡英文・陳建仁コンビの勝利宣言は、台北市内の民進党本部前で行われる予定。
【この原稿は、台湾国内での報道を参考に本会台北事務所で作成したものです。また、台湾の法律（総統副総統選挙罷免法）により外国人が候補者の応援をすることは禁じられておりますのでご注意下さい。】
