台湾を訪れる日本人観光客数は台北の街角を歩いていても実感するほど目に見えて増加している。
そんな観光客にとって足がわりとなるのが地下鉄の台北MRT(捷運)だ。その券売機にこのほど日本語表示が登場した。これまでは中国語と英語のみの表記だったが、観光客の増加に伴い、日本語と韓国語が追加された。
特に観光客の利用が多い台北・中山・西門の3駅の券売機の一部にはすでに日本語を選択できる表示が登場しており、3月末までに台北MRT全線の券売機337台が対応する予定だという。
台北MRTの券売機は、一般の日本の券売機と異なり、購入したい金額を押してから現金を投入する方式のため、観光客が戸惑う姿もみられたが、これで利便性が格段に向上しそうだ。
なお、券売機では現金による切符の購入のほか、「悠遊卡」と呼ばれるICカードへのチャージについても日本語で操作が可能になるという。
【台湾での報道を本会台北事務所でまとめたものです。写真も本会台北事務所で撮影したものです】